バラバラだったので、前の記事の副産物。見ての通りかなり断片的な情報だったので整理しました。定期的に旅の出発点に立ち返ることは大事だと思います。
魔神任務第三章六幕(ver3.5)までのネタバレが含まれます
具体的には、森林の書、旅人のキャラクターストーリー、魔神任務1章4幕プロローグ、1章4幕、2章4幕、3章5幕、間章、6幕です。
蛍を選んでいるので、公式のムービーとずれてしまっています。
まず前提として、ループはしていないと考えています。ループを持ち出すと時系列を考えること自体があまり意味がなくなってしまうからです。
要約
双子は一緒に星海を旅をし、様々な星の運命をみてきた。
テイワットに着いた空は先に目覚め、蛍は眠ったままだった。
☆空はカーンルイアの宮廷魔術師「道化」と過ごしていたことがある。
カーンルイアの災厄、空は隕石で眠っていた蛍を起こし、「カーンルイアの滅亡が天変地異を引き起こす」といい、テイワットから脱出しようとする。
テイワットから脱出しようとしたところで、見知らぬ神と戦い、敗れる。
空、目覚める。
☆空、スメールを旅する(「金色のナラヴァルナ」の逸話)
ダインスレイヴと旅をする(モンド、スメールなど)
☆コロタール・アルベリヒと出会う。アビス教団の設立。
ダインと別れる
「アビスの王子様」として、アビス教団で活動を始める。
「運命の織機」、原初の計画を進める
・トワリンを戦争兵器に変える(序章)
・オセルを機械魔神に改造する計画(1章4幕)
☆の部分がver3.0~で明らかになった空の足跡
検討
()内は根拠
「旅をする双子で、いくつもの世界を渡って、星屑に分かれた国境を乗り越えてきた」(キャラクターストーリー・1)
一緒に星空を眺め、行きたい星を指でさしていた。星海を渡り、宇宙にある様々な希望と絶望を見てきた。兄妹は一度も離れたことはなかった(3章6幕)。
旅の始まりは「星落ちの谷」。「星落としの湖」と「星拾いの崖」もあります。ここら辺の由来はちょっとわかりませんが、隕石と関係がありそう(画像は来た時なのか去ろうとした時なのか断定できませんが、たぶん来た時だと思います。)
隕石の中で空は蛍より先に目覚める(1章4幕)
空は、カーンルイアで宮廷魔術師「道化」と共に過ごしていたことがある(3章間章)
カーンルイアの災厄
空が隕石で眠っていた蛍を起こす。カーンルイアの滅亡が天変地異を引き起こすと言われ、テイワットを離れようとする(1章4幕)。
世界を離れようとしたところ天理(の調停者)に襲われる(OP)
改めて見直してみると調停者が旅人の攻撃を巻き戻してる(時間を戻してる)のが興味深い。
空が再び活動を始める(500年前よりそう遠くない時期?)
スメールをめぐり金色のナラヴァルナとして逸話が残る。
主人公の性別選択によって、この金色のナラヴァルナの性別が変わることから、空であると考えられます。
500年前に雨林に「黒い雨」が降り注いだとあります(「ヴァルナ伽陀」など)。金色のナラヴァルナがアランナラと共にヴァルナ神器を修理することによって、月と太陽を取り戻したという話でした。モンドにも500年前に「黒い雨」が降り注いだという記録(「天空の脊」)があります。これがどの程度の期間続いたのかわかりませんが、数百年続いたものとは考えづらく(モンドの方は戦いが終わった後に止んでいる)、空が再び活動し始めたのは、カーンルイアの災厄が終ってからそれほど時間が経っていない時期だと考えられます。
宮廷親衛隊隊長ダインスレイヴと一緒に世界をめぐる
(二人が出会ったのはカーンルイアに近いスメールかも?)
※金色のナラヴァルナの逸話において、ナラが二人いたということに言及はないことからこの順番にしました。この壁画にのちに金色のアランナラがもう一人追加されたことを考えると、昔の金色のナラヴァルナは一人であったと考えるのが妥当だと思います。
コロタール・アルベリヒとの出会い(3章6幕)
※ダインの記憶をたどってこの場所に着いたことなどからダインとの旅の最中であったと考えられます
(コロタールが見た「仲間」とはダインスレイヴ)
※コロタールが「長い長い年月を、パパは君の傍で過ごした」といっているので災厄からしばらく時間はたっていそう
→アビス教団の設立
「穢れた逆さ神像」を作る
百年後、コロタールは行方不明に
モンドへ行き、風龍廃墟、奔狼領などを訪れる(第1章4幕プロローグ)
ダインはあくまで空の旅の付き添いをしていただけだという。
※スメールの旅との前後関係は不明
ダインは空と別れる。ともに「終点」を迎えることはできなかった。
(?)ダインと別れた後、アビスの王子として活動を始める
※この点について、序章3幕において、ウェンティが「王子様」は「最近になって出てきた」と言っています。ただ、ウェンティが知らなかっただけの気がします。
(?)眠っていた蛍の下に来る。
蛍(主人公)が目覚める。冒険の2か月前にパイモンを釣り上げる(OP)
空、遺跡守衛と共に風龍廃墟に姿を現す(【原神】双子ストーリームービー・時系列的には序章の後)
「旅の終点でまた会いましょうお兄ちゃん。全ての淀みを見届けて。その時きっと私を理解してくれるはずだから」という。
※動画は蛍
蛍、ダインスレイヴと風流廃墟を訪れる(1章4幕・プロローグ)
「穢れた逆さ神像」の前で再会(1章4幕)
空がアビスの「王子様」と呼ばれていること、ダインが空の敵であること、アビス教団はカーンルイアの「遺民」だったこと、「神座を下し、天理と戦う」ことが目的であることなどが判明する。空は蛍に、旅の「終点」にたどり着けば「世界の淀み」を見届けるように言う。
層岩巨淵においてカーンルイアの「復興」について考える。(2章4幕、時期は不明)
どうやらダインとの旅の途中でもヒルチャールとなったカーンルイアの民を元に戻す方法について考えていたようです。
疑問点
ダインと空の旅の目的
1章4幕・プロローグでは「付き添い」と言っていたのですが、2章4幕では「運命を求める苦難に満ちた旅」と言っています。旅人はモンド→璃月→稲妻→スメール→フォンテーヌ→ナタ→スネージナヤ→カーンルイア(予定)ですから、旅の終点とはカーンルイア(又はその先)だと考えられます。
気になるのは、妹を失ったお兄ちゃんならばまず最初に妹を探す旅をすると思うのですが(蛍の場合はまずお兄ちゃんを探す旅を始めている)、その点に触れられていないところです。妹の居場所を既に知っていたか、あるいはそれよりはるかに重大な問題に直面したか。
最初は同じように兄妹を探す旅をしていたが、旅を続けるうちにこの世界の淀みに気付いてそれを解消しなければならないという使命に目覚めたのかもしれません。
二つの大きな空白
① 空の目覚め~カーンルイアの災厄
ここについては今のところ、「天空が召喚に応じた」からカーンルイアに降臨したということ、そして、宮廷魔術師の「道化」と一緒に過ごしていたということしかわかっていません。
カーンルイアに何か看過できない問題があったなら、なぜこの段階では蛍を連れてテイワットから逃げようとしたのか?ということの説明が難しいと思います。カーンルイアを見捨てて逃げようとしたことになる。つまり、この天理(の調停者)との戦いの後に、空はこの世界から脱出できない理由ができた(ないし気づいた)ことになると考えられます。アビス教団とかかわりがあるのは確かなのですがそれが「世界の淀み」なのかもしれません。
② ダインスレイヴと別れた時期、そしてその後の活動
この点について、ダインスレイヴが話を出し惜しんでいるのでなんとも言えない。ダインは今の力(外の世界の力)をいつ手に入れたのか?蛍が目覚める前にどのような活動をしていたのか?など。空白で考えたら①より長いかもしれません。
「運命の織機」にしろまだ計画の初期段階だという。ずっと下準備をしていたのか、あるいは鍵として蛍が眠りから覚めることが必要だったのか。「双子ストーリームービー」を見る限り、蛍が目覚めトワリンを戦争兵器に変える計画の邪魔をしたことは、空にとって想定外だったと考えられます。
定期的にこうした疑問に立ちかえることは重要だと思ったので振り返りました。
(おわり)
次は、「魔女会」の記事、そしてその次はカーンルイアの記事をまた書きたい。
少しずつ書いてるのでネタはちょっと古め。
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