「カリベルト」について考える

原神

コロタール(Chlothar、クロタール)とカリベルト(Charibert)はメロビング朝の王とその子から取って来た名前のようです。そういえば前もブルグンドの王から名前取ってきたり、古典から拾ってきたり中世ヨーロッパが好きなんですかね。

本記事の目的は、3章6幕の疑問点とそれについて考えることです。

何個か謎が解けたかと思ったら、それより多くの謎が発生するというストーリー。次のダイン任務はまた来年でしょう。

第三章六幕「カリベルト」までのネタバレを含むので注意してください。

あと断りなく主人公を蛍にしているので、逆の性別を選んだ場合は読み替えてください。

印象に残った事実

今回の魔神任務はちょっと短かったですが、意外と多くの事実が分かりました。

・カーンルイアはスメールの近くにあった

※カーンルイアの位置についてはver3.6で追加された世界任務「善悪のクヴァレナ」で行く遺跡に答えがあります。

・カーンルイア人にかけた呪いについて
純粋な血筋のカーンルイア人には不死の呪いを、他の魔神の血筋を持ったカーンルイア人荒野の呪いによって逃亡のさなかにヒルチャールとなった。

・神に背いた者がカーンルイアを訪れればそのまま国民として受け入れられる

・ダインと旅人が旅をしていた時期(災厄後であることが分かった)

・コロタール・アルベリヒがアビス教団を作った

・カリベルトもまた「運命の織機」

・「穢れた逆さ神像」はコロタールの作品(神像盗んだ犯人はこいつ)

カーンルイアの王子様

・運命の使徒及び「罪人」の存在

疑問点の整理

ガイア

ガイアについては一応筋の通った説明がされています。彼のカーンルイアの血筋については、ひとつ折り合いがついたのではないでしょうか。ダインにアルベリヒについて知らなかったといっているのは嘘のように感じます。

アルベリヒ一族の者がアビス教団の設立者だということも、「カーンルイアの復活」を考えていたことを考慮すると矛盾するものではありません。ただ、今のアビス教団の目的が「神々が支配する世界を覆すこと」というのは謎です(一応「復興」についても触れていましたが)。

ガイアが不死の呪いの影響を受けているかについてはいまいちよくわかりません。眼帯についても、別に失明しているわけではなく、そもそも昔からつけていたようです(漫画の方でディルックと喧嘩する前からつけていた)。

1つだけ気になるのは、ディルックとの喧嘩です。「義父が亡くなった日にすべてを打ち明けたんだ、争いが起こるのも当然のこと」と言っていました。神の眼のエピソードにはそのことがもっと詳しく書いてあります。ディルックが実父クリプス・ラグヴィンドを手にかけた後の話です。

「昔は独眼の海賊を演じて人を騙してきたが、まさか片目を負傷する日が来るとはな。ディルックを攻めるつもりはさらさらない。義父が亡くなった日に真実を打ち明けたんだ。争いが起こるのも当然のこと。全部自業自得だろう。あいつは信じていたが、俺は失明なんかしちゃいない。俺はあいつをずっとだましていたんだ…まあ、このままでもいいかもしれないがな。」

「残像暗戦」

罪悪感に追われて、ガイアはディルックの部屋のドアを叩いた。土砂降りの雨が嘘の匂いを洗い流し、ガイアの秘密は暴かれた。
ディルックが憤るのをガイアはもう予想した。兄弟二人が剣を抜き相手に向けた。嘘つきの報いだと、ガイアは心に思っていた。
(ガイア・「神の目」)

「ガイアの秘密」というのはカーンルイアのスパイであったことだと考えられます。ここについて、義父の好意を利用していたことを許せないというのはわかるのですが、それならスパイであることを知った彼をなぜ生かしているのか。

これについては、子供のときからずっと過ごしていた情から見逃したと言えなくもないですが、①ガイアが具体的な諜報活動を行っていなかった、②二重スパイをさせているのなどが考えられます。

一つは、裏切りをしていたものの具体的な損害はなく、諜報活動も大して行っていなかったという場合、これ以上彼を責めるべき理由はありません。もう一つは、ガイアとカーンルイアの繋がりを認識したうえで、二重スパイをさせている。ガイアは未だにカーンルイアとのつながりがるということです。

ちょっと古いですがガイアがヒルチャール語を理解しているのも面白い。アビスの魔術師はヒルチャール語を用いることができます(別にヒルチャール語でコミュニケーションをとってるわけではないと思いますが)。

風花祭(ver1.4)
アビスとヒルチャール語

(一時期、ガイアはカーンルイア(「道化」)の方のスパイであるのではないかと思ってました。それならディルックが怒った理由も分かりやすいからです。死を招く原因となった「邪眼」の出所となれば怒るのも当然。ただ、この場合でもディルックがガイアを生かしている理由が問題になります。)

アビスの魔術師がしつこくモンドに手を出してくるのは恐らく禁書エリアが関係していると考えられます。この禁書には、天理(第一降臨者)が来る前の時代について書かれているのではないかと考えられます。

西風秘典

ディルックとの手紙のやり取りからして彼らの信頼関係は疑いがないでしょうし、今更裏切ったりなんかはしないと思います。

「毛髪の増殖」の謎

ダーリの谷で乗組員に起きた異常は何だったのか。私は前の記事に魔鱗病であることを前提に色々かいていましたがその前提が間違っていました。そもそも、確実に魔鱗病の感染源と言えるのは「禁忌の知識」(と死域)くらいで、その他の感染源があるかどうかは未だによくわかってないと思います。

6幕を踏まえた上で考え直すと、「砂漠へ入ってから奇妙な症状に苦しめられている」と書かれているように、乗組員のうち、純粋なカーンルイアの血筋を持たない者が荒野の呪いでヒルチャール化してしまった

「私に巻かれた包帯の向こうに何か言葉にできないものがあるかのよう」「顔面の潰爛が最も重篤」ヒルチャールの仮面の下もなんとなく想像できてしまう。そして、怖い夢を見ていたというのはカリベルトも似たようなことを言っていました。

欠けた診療記録
作者不明の日記

「作者不明の日記」自らがヒルチャール化した人がその過程をつづっているものということですから、珍しい資料ということになります。

それでは、裏切った「金殿の衛兵」ハデュラはどうなのか。状況から考えてハデュラがヒルチャール化したとは考えづらいので、恐らくハデュラは純粋な血筋をもつカーンルイア人不死の呪いを受けた。彼は自我を失い層岩巨淵の黒蛇騎士と同じような感じになってしまったということでしょう。

イングヒルダの失踪もこの点から説明できます。彼女は、漆黒の獣との戦いの最中に行方不明となりましたが、漆黒の獣にやられたのではなく、不死の呪いによって自我を失い行方不明となったということでしょう。

(ただし、ここも疑問が残らないわけではありません。例えばコロタールがそうでしたが、不死の呪いを受けたからと言って必ずしも自我を失う訳ではないからです(彼はひどく感情的にはなっていましたが)。黒蛇騎士が自我を失っていたのは不死による精神の摩耗の影響と考えられます。そうするとハデュラが正気を失った原因が別にあるはずです。鎧の中がヒルチャールになってた可能性も考えられなくないですが…。又は、コロタールは「あれ」を持っていたから自我を保つことができ、持たない人は自我を保てなかったという説明もできます。)

「あれ」

以上のことを考えると、遺跡巨像における乗組員の異常はコアの「漆黒の力」の影響ではなかったと考えられます(長々と書いたのですが)。

前の記事の該当部分に注を入れておきます。

カーンルイアとアビスの関係

限りなく近い存在ではあるのですが、両者は異なります。

アビス教団は「人」が作った組織で、そこにはアビスの使徒アビスの魔術師が属しています。今回のコロタールの発言で分かったように、アビスの使徒はアビス教団に先立って存在していたということがわかりました。

「なんと完璧な生命体だ。賞賛に値する」と言っているように、コロタールはこの存在のことを知りませんでした

しかし、のところを見ればわかるようにこれはカーンルイアの王家の紋章です。ハールヴダン、コロタールもこれが刻まれた服を着ていますね。

運命の使徒
王家の旗
コロタールとハールヴダン。微妙にデザインが異なるのは身分の違いからか。

ここも色々考えられます。コロタールが単に知らなかっただけでカーンルイアとアビスは繋がりがあった。あるいは、カーンルイアの王家がアビスに由来している可能性など。

A コロタールが単に知らなかっただけ

こっちは単純で、先代国王、「賢者」など「深くに眠っていた罪」を掘り返した人たちによる企みに関わっていなかったため知らなかった。アビスの使徒はカーンルイアに由来するものと考えられる。それでもなぜ胸のマークを見て何も言わなかったのか疑問に残りますが。

B カーンルイアの王室がアビスに由来している

これだとカーンルイアに対するイメージが全く変わってしまうんですよね。神のいない「人」の国だったはずですが、その王家がアビスだったのなら天理に滅ぼされて当然なところもあります。

C 自分の造ったものを過去の自分が見た

これはかなり突飛な考えのようですが、ありがちな話ではあります。「罪人」がいた遺跡に再び入った時、「罪人」もヒルチャールもいなくなっていました。これは、あの遺跡の時間の流れが違っていたからだと考えられます。時間の流れが異なるというのは天下人の章2幕や層岩巨淵でもありました。

技術にしても、遺跡守衛等は明らかにカーンルイアに属するものですが、転移等の能力は今のところアビスが使っているのみ(カーンルイアが転移の技術を持っていたという確証はない)。どこかでこのカーンルイアとアビスの境界が壊れてしまったことがカーンルイアが滅ぼされる原因となったのかもしれません。

明らかにアビスであるのは、コロタールが「アビスを代表するもの」といっていた旅人(空)。あとは、アビスの力を使い、分け与えていた「罪人」などです。

二人の遺骨の意味

シナリオを読み返すと「このまま畑で横になって、永遠に眠ってしまいたい…」って言ってました。

キノコが生えた畑を掘り返すと母親と思われる女性の死体があったと考えると少し怖い。

カリベルトの母はモンド人であるから生きていたのなら荒野の呪いによってヒルチャールになってしまったはずです。しかし、掘り出されたのは女性の骨。ということは、女性はヒルチャールになる前に亡くなっていたということになります。

貴族と外国人の恋愛、そして婚外子。カリベルト生まれたときも、母と苦しんでいるときもそばにいてあげられなかったと後悔していたので、二人の関係は身分のせいで思うようにいかなかったのではないかと思います。

ここでカリベルトの母が死んでいたと仮定すると、ガイアに続くアルベリヒ一族はどう続いたのかという問題が残ります。コロタールが別の女性と子供をもうけた、あるいは、アルベリヒ一族が他にもいて、ガイアにつながるのはそちら側ということも考えられます。わざわざあそこに埋葬させてるあたり、前者は考えづらいように思います。

不死の呪いを受けた人は子孫を残せるのか?残せるとして不死の呪いの影響はどの程度うけるのか?コロタールを埋葬したの誰か?コロタールはどのようにして不死の呪いを振り切ったのか?カリベルトはどこに行ったのか?など謎は多い。

不死の呪い自体についても違和感があります。まず、神々が与えた呪いにしてはちょっと婉曲的だし、ヒルチャール化(荒野の呪い)とのギャップがあまりにも大きい。特に後者は七神の民に危害を加える可能性のある怪物に変えるというのも不合理に感じます。

ダインはこの呪いに一番詳しいのは自分だといっていましたが、コロタールのように例外が現れました。不死自体が副作用で他になにかあるんじゃないかと思います。

考えれば考えるほど謎が増えていく…。

2024/06/15 追記
これについては「信仰」を持たせるためではないかという記事を書きました

カーンルイアと砂漠の文明

「カーンルイアがスメールの近くにあった」

「カーンルイアがスメールの近くにあった」

前の記事でも書きましたが、スメールは全土にわたって幅広く遺跡機械広がっていること(石の錠参照)という他国と違う顕著な特徴がありました。これらの状況証拠を考えるとスメールがかなり震源に近かったというのは非常に納得できる話です。

この地理的関係を考えると、カーンルイアと砂漠の文明には何らかの関係があったのではないかと思われます。しかし、それらしい記述が今のところ見つかっていません(まだ調べてます)。キングデシェレトによる「禁忌の知識」の事件が1000年ほど前。カーンルイアはそれよりはるか昔にさかのぼる(シャール・フィンドニールが滅亡する頃に建設された)ので、全く交流がなかったと考える方が不自然です。

キングデシェレトによる「禁忌の知識」の事件が数千年前。カーンルイアも約2600年前であるので両者に交流があった可能性があります。

アフマルの物語

そうすると例えば、「禁忌の知識」の出所がカーンルイアだったのではと考えたりもすることができます。

キングデシェレトの文明はどのような交流があったのか。砂漠にはまだまだ分からないことが沢山あります。

カーンルイアと白夜国

「罪人」がいた遺跡のBGMが淵下宮だったので、特に建築様式を見るまでもなく白夜国の遺跡であったということが分かるようになっています。

カーンルイアと白夜国の関係は、世界任務「アンティゴノス」に出てきます。

アンティゴノス(安貞)は白夜国の地走官(特殊な役人)で、カーンルイアの使節の護衛をしていました。彼らが図書館から「日月前事」を盗み、安貞はそれを追って戦い遺跡守衛を倒しましたが、盗まれた本は遺跡守衛の下敷きとなり取り戻すことができなかった。安貞はこの戦闘で大怪我を負ってしまいました。

「罪人」

特に記述が残っていないことから、ここでカーンルイアとの戦争があったとは考えづらく、珊瑚宮の門が閉じた後、再び調査に来たのではないでしょうか。機械類の分布をみるに、カーンルイア人がいかにこの本を探していたのか統一文明時代の痕跡を探していたかがわかります。

※統一文明…天理(第一降臨者)が降臨する前に地上・地下に広がっていた文明で、秘境・深境螺旋などを建設した。

この点について、淵上(アビス教団)は、この「日月前事」「諸神」と天空の島が外来のものであるという実証を得るために探していたと言っています。おそらく、カーンルイアも似たような理由から淵下宮を調査していたと考えられます。

「罪人」について

そもそもなぜ蛍は空の記憶にアクセスできるのか?

ダインのようにこれが双子の奇妙な繋がりというやつで済ませてもいいのですがこれについてちょっと考えてみようと思います。

まず、前提として蛍が見ている記憶とは、地脈に記録されている空の記憶です。彼は降臨者にカウントされていないので彼の足跡は地脈に記録されています。地脈は情報を記憶する媒体のようなもので、特定の状況になると周りの物事を記録し始めます。

前の記事でカーンルイアが地脈からエネルギーを抽出する技術をもっていたということを書きましたが、これだけではなく地脈の動きを刺激する方法も持っていると考えられます(アルベドはその可能性について低いと言っていましたが)。

このように考えると、層岩巨淵といい、今回のアビディアの森での記憶といい、空があえて自分の記憶を蛍に見せるよう仕向けていたとも考えられます。今回の旅でもダインが地脈の異常を感じて調査していました。

「罪人」とは?

A 「罪人」=「罪」を掘り返した人たち

まず第一に考えられるのは、「道化」が言及していた「深くに眠っていた罪」を掘り返した人が罪人であると考えられます。

才と学が「賢者」に及ばず、先代王者(国王)の支持も得られず、深くに眠った罪を掘り返し、神の怒りと破壊を招く彼らを阻止できなかった

この候補として考えられるのは、国王(ないし先代国王)、「賢者」魔術師レインドットなど。
ただ、どの候補にしてもこれが罪人であると言い切ることはできません。
掘り下げられそうなのはレインドットだけですが彼女もまた謎の多い人物です。

B 「罪人」=「深くに眠っていた罪」そのもの

つまり、カーンルイアの災厄を招いた行為の結果、もたらされたものがこの「罪人」と考える。自身がその災厄を招いたと知っているから、自分のことを「罪人」と言っていることになります。

カーンルイアの求めていたものがこれだと考えると、この罪(ないし「罪人」)は、天理以前のものの可能性が高く、降臨者等ではないと考えられます。つまり、既存のキャラとかではなさそうに感じます。ダインが次会ったら教えてくれると言っているので来年あたりには明らかになるでしょう。

※続きは魔神任務4章6幕「ベッドタイムストーリー」です。

いずれにせよまだ謎だらけ。ここでは、レインドットについてもう少し考えてみようと思います。

レインドット

古国罪人の後継者の喉を切り裂いた(天空の刃)
罪人の魔龍の子は深淵なる古国に生まれた(天空の傲)
罪人の造物は遺恨を残して空から落ちてきた(天空の脊)
カーンルイアが破滅した時代、ある罪人が無数の魔獣を作り出した(漆黒の隕鉄の塊)

テイワットの「罪人」と言えばレインドットなのですが、だからといってここでいう罪人がレインドットであると考えるのは早計です。また、これが決定的というわけではありませんが声も明らかに男性です。

アルベドのキャラクターストーリーから、レインドットが女性であることはわかります。加えて、Rhinedottirの-dottirは「~の娘」という意味で、-son「~の息子」の女性バージョンです。名前からも女性であることがわかります。Rhine(Rhein)の娘とはこれもドイツ感ありますね。

レインドットはアルベドの師匠のカーンルイアの錬金術師で、ドゥリンとアルベドの産みの親です。彼女は、クレーの母アリスと古くからの友人でもありました。彼女は、弟子のアルベドと旅をしていましたが、「ナベリスの心」という聖遺物を発見してから、メモと推薦状と本を残し姿を消します。彼女が残した最後の課題とは「私に世界の真相、そして世界の意義を示せ」というものでした。

ここで、「世界の意義を示せ」、と言っているところが興味深いと思っています。「世界の真相」をしった上で、それでもなおこの世界が存在する意義があるのかを示せと言っている。一歩先に踏み込んだ課題なんですよね。旅人もいずれ直面するであろう問いをアルベドも突き付けられている。

くり返しますが、レインドットではないと思います。ただ、レインドットが罪人と言及されていることと彼女はとても重要な人物だと思うのでここに整理しました。

「罪人」

罪業から生まれた、まだ無垢なる花よ。この私には君の運命が見えている。
その悔恨を一切抑える必要はない。あらゆる虚偽を容認する必要もない。
「超越」せし存在となろう「授かりし運命」の一切を超えてみせよう
私は時の終点で涙を零し…君の全てを振り返るのだ。

紫色が大きな特徴です。

カリベルトにまとった紫色の力についても、コロタールはこれこそがアビスなのだと言っていました。他にも紫色と言えば、大祓に出て来た「腫瘍」マラーナの化身などもそうです。漫画に出て来た黒焔(現状の元素に属さないもの)や魔神の残滓といったものもこれに近い。ややこじつけですが、花神のイメージカラーのアメジストなんかもこれに近い。

「腫瘍」
マラーナの化身
原神 セレベンツ 11話

ダインはこの「罪人」の正体を知っているようです。

「カーンルイアの」王子様

この世界では、彼はカーンルイアの王子ということになっている。これが地味に重要なのではないかと思います。だから降臨者ではなくて世界樹に記録されているということではないでしょうか。

そもそも、双子がこのテイワットに訪れたのは、自分たちの意志で、この世界を選んだからだと思っていましたが、空は何者かに導かれてこの世界に来た可能性があります。

(以下は想像です)

誰か(カーンルイア?)が天空に要請して、「天空が召喚に応じた」結果、がカーンルイアに降臨した。

魔神任務3章間章

想定外だったのが双子の蛍(主人公)の存在です。降臨者はテイワットの「法則」を乱す存在ですから「天理」(第一降臨者)は排除しなくてはならなくなった

空が早くに解放されたのは、テイワット内の身分(カーンルイアの王子)を持っているからで、蛍が長い間封印されていたのは「降臨者」だからだと考えられます。蛍の封印が弱まったのは天理が眠っているからでしょうが、それにはまた別の原因がありそう。

「運命の織機」

「運命の織機」

ここの「運命の織機」とは最初出て来たときは、計画の名前のように見えましたが、コロタールがカリベルトが「運命の織機」となると言っているように、運命を織り直す道具そのものも指しているように思います。

まだ計画の初期段階ではありますが、その目的は「天空の島にある神座を揺るが」し、運命を織り直ことだと考えられます。

道具という意味の「運命の織機」は、「龍災」を起こしたトワリン(失敗)、最古の耕運機の眼を用いて改造したオセル(未遂)、そしてカリベルトが挙げられます。

旅人「運命の織機」として数えられているようです。

どこかで輪廻転生が止まっているのかもしれないと考えることもできますが、サルバという重要な例外があります。この点についてもまだいろいろ考える必要がありそうです。

資料集

⑴ ガイアからの手紙


⑵ 名もなき王庭禁薬

埋もれてしまった知性を呼び起こす薬。元々はスメールの精神障害を患ったものに対するお薬。カーンルイアの図書館では禁書に指定されていた。

レシピ
「異種」のキノコ×2
カルパラタ蓮×1
スメールローズ×1
午後2時に神像の横にある滝で汲んだ水×1
肥料
そして神の力(神像の前で祈祷すること)


⑶ 「異種」のキノコ

怪しいキノコ、のちにそこに埋められていたものを掘り返すと…


⑷ 「異種」のキノコにやる水

この午後2時について何か意味があるのかというとわかりません。調べたところ、午後2時は魔女の妖力が高まるという怪情報が出てきましたがソースが怪しい。それよりは、旅人に見せたくないものがあったため、あえて時間を指定して畑から離れてもらったと考えたほうが妥当なように思います。

おわりに

色々書きましたがやはり増えた謎の方が多い気がします。上には書ききれませんでしたが、例えば、なぜヒルチャールは「罪人」に頭を下げるのか?なども気になりました。

ver3.5はもうメインの話なさそうなのでこれでおわりです。スメールも終わりに近づいてきましたしもう一度スメールの全部のテキスト読み直し、何か気になったところがあればまとめて記事にしようと思います。とりあえずまだカーンルイアに関して書きたいことがあるのでそれを書きたい。

とりあえず風花祭始めます

続編

追記(ver4.7
魔神任務4章6幕「ベッドタイムストーリー」において、「罪人」とは誰か?、カリベルトはどうなったのかについて語られました。

ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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