遺跡巨像の物語

原神

本記事の目的はスメールの遺跡巨像にまつわる物語を整理することです

結論を言ってしまうと、当時のカーンルイアでは内部分裂が起きていた500年前にカーンルイアの白鵠騎士はスメールを守るために戦った「漆黒の力」はこれからのキーになってくるということです。そして、アンフォルタスの名前を覚えて帰りましょう。

以下は、魔神任務全部(特に1章4幕、2章4幕など)、世界任務「ヴィマナ聖典」「ヴァルナ伽陀」「アフラトゥの困惑」「ビルキースの哀歌」「過ぎ去りし終末」などのネタバレが含まれているので注意してください。

ver3.5のPVでびっくりするほどタイムリーな記事だったので何とか書き上げました。

そもそも遺跡巨像とは?

ver3.0、ver3.2、ver3.4でそれぞれ実装されたエリアに置かれたカーンルイアの兵器です。

山岳のように高い古代戦争兵器。かつて「白鵠騎士」と呼ばれていた人間によって操縦されていたという(ロード画面)。

「エネルギー輸送システム設計は相当に精巧だ。必要な時に、破損した部分を切断したり捨てることで、巨大機械全体の機能が乱れることを防ぎ、主要部分が破壊されていない状態なら本来の操作指令が実行できるように保障されている…」(「巨大機械のエネルギーシステム復元図」)

「サイズと構造は前の記録と一致している。巨像はこの大きさにも関わらず、作りの精密性は相当に高いことが伺える…」(ザンディクのノート)。

エネルギーシステムは冗長化されており、これほど大きな機械であるのにパーツごとに互換性がある。共通の設計図のもと、かつ、高度な技術で作られていたことがわかります。

インテリジェントガイダンスシステム

自動ではなくて自律運転システム。これもカーンルイアの高度な技術を証明するものの一つです。

行動システム

長距離歩行能力をもつ。遺跡巨像はここまで移動して「失脚の谷」において足を掬われました。長距離歩行能力の名に恥じない移動距離です

長距離歩行能力

武器システム

レーザー

ダーリの谷の方の遺跡巨像の武器システムは壊れたはずでしたが、なぜか再び起動しました。誰かが修復したということです。

動力システム(エネルギーシステム)

遺跡巨像は二系統の動力システムを取っています。一つは「炉心」(コア)と呼ばれる部分です。そして、もう一つは地脈から抽出された「純粋なエネルギーブロック」です。

地脈について

地脈についてはまだよくわからない部分が多いと思います。それは、世界中に張り巡らされていて記憶を世界樹まで伝えているようです。具体例を挙げると、「残像暗戦」というイベントではディルックの記憶が出てきました。また、雷電将軍の伝説任務(天下人の章・2章)では、神櫻が地脈から穢れを吸い取って浄化するとされて、ハウンドに攻撃されて流出した穢れがあたかも過去の実在する人のように現れていました。とにかく、記憶と関係するものであることは確かなようです。

ハウンドが神櫻を攻撃したというのも面白い事実で、ハウンドはこの穢れを求めていたのではないかと考えることもできます。

この点について、ダインは「元素」ではないと言っているのですが、別のところでは地脈には「異なる元素が流れている」と言っているのでどう理解すればいいのかわかりません。

アフラトゥ

いずれにせよ、カーンルイアは地脈のエネルギーを利用する技術を持っていたというのは面白い事実です。だから何百年も経った遺跡守衛がいまだに勝手に動いたりするんですね。

漆黒の力

「ヴィマナ聖典」

これは1章4幕で出て来た「最古の耕運機の目」と同型のものです。

ふつうの「炉心」

他の遺跡守衛は地脈由来のエネルギーブロックで動いていますが、「漆黒の力」で動いています。

アビスの使徒はこの「最古の耕運機の目」穢れた逆さ神像の手のひらの上において、魔神オセルを耕運機を作る技術で改造しようとしました。

「最古の耕運機の目」は、これを穢れた逆さ神像の手のひらの上に置くことで魔神に「神座を揺るがす力」を与えることができること最古の耕運機は他の耕運機よりもだいぶ強いアビスはこれを探していたということがわかっています。

一方、「炉心」は、マラーナ(死域)を作り出すほとんど無限に力を提供すること、人体に悪影響を及ぼす(推測)、アビスはこれを必死に奪いに来たことなどがわかっています。

「最古の耕運機の目」と「炉心」の大きさはだいぶ違いますがそこに流れる力は同じもののように感じます。

地下から来たもの

とにかく、この「漆黒の力」の大事なところは、アビスが必死に追い求めるものであり、ザンディクもこれに興味を持っていたという点です。

400年前~カビカバスの考察隊

カビカバスについては、何度か名前を聞いたことがあると思います、400年前の人間で妙論派の天才学者でした。彼は30歳にしてハーバットの天才、妙論派の中心人物になりました。フィールドワーク中に事故に遭い、行方不明となってしまった。それ以降、妙論派は没落してしまいます。

今のところメンバーはカビカバス(妙論派・ハーバット)、ソホレ(生論派・ダステア)、ザンディク(?派・見習いダステア)くらいしかわかっていません。考古調査チームなので、様々な学派が集まっていた可能性もありますが、ここでザンディクが何派であったのかは本筋ではないので割愛します。

彼らの行ったことは、ジュラバド(手紙で「ジュラバドのサンプル」という記述があったので「ジュラバド」の遺跡巨像とします)、ダーリの谷デーヴァーンタカ山のそれぞれ「遺跡巨像」の探索をしました。手紙の記述を見るに、ダーリの谷→ジュラバド→デーヴァーンタカ山の順に探索したようです。(ジュラバドの方の手紙に「前の巨像」という記述があるため)。あるいは同じ巨像を複数回に分けて探索した可能性もあります。

事件

生論派のダステアのソホレは見習いダステアのザンディクを夜のピクニックに誘います(ソホレのノート)。

その後(その夜?)、ソホレはリシュポラン虎に襲われて、危篤になってしまいます。そしてソホレはそのまま亡くなります。

一方、考察隊はというと、「人殺しの機械」が暴れて、考察隊を攻撃しました。この機械はザンディクの柔軟な対応のおかげで止められ、隊は全滅を免れました。彼はこの機械を研究したいと言い始めたこと、それまでの身勝手な行動と相まって、研究の署名から名前を消されてしまいました。多数の損害を出した考察隊はここで打ち切られます(「教礼院考察隊の臨時報告」)。

のちにソホレの解剖を行ったところ、複数の外傷はあるものの、致命傷となったのは舌骨骨折で、死因は不明だが機械的窒息があったことであることが示唆される(「解剖記録」)。

そして、調査を行ったところ、ソホレの死が他殺の可能性があったこと、ある記録が盗まれて、その後魔鱗病が伝染し始めたとの記録が残っています(「改ざんされたメッセージ」)。

この「ある記録」というのは、「ヴァルナ伽陀」をクリアした時に、近くに落ちていた「ボロボロな記録」のことを指していると考えられます。

カビカバスがこの事件の時に亡くなってしまったのかどうかは明らかではありません。ただ、『不安定な状態における混沌の炉心の安全性強化に関する理論と実践――デーヴァーンタカ山にある古国カーンルイアの遺跡巨像を例として』という論文を残していたようにこの件で直接亡くなったわけでないように思います(あるいはアランナラに助けられたカビカバスがこの論文を密かに残したなんて考えることもできます)。

ジャザリーはこの論文を元に「炉心」を封印しました。とすると、カビカバスは炉心の力を試そうとしている人にとっては不都合だったわけで…。カビカバスの行方不明の原因もだいたい予想ができてきますね。

以上が400年前の教礼院考察隊の話です。

500年前の事件について

カーンルイアの災厄

これについては色々な呼び方があるのですが、旅人がカーンルイアの災厄といっていたのでそれを採用します。未だに謎だらけの事件です。

同時期あるいはそれと近い時期にモンドでは魔龍ドゥリンによる襲撃があり、璃月では浮舎が層岩巨淵で戦い、稲妻ではウェルプが神櫻を襲い、「漆黒の災厄」に呑まれ狐斎宮が行方不明となり、神輿千代が正気を失い、霧切高嶺や九条重頼が戦ったりしました。カーンルイアに向かった雷電眞はこの時に命を落としました。

この災厄の経緯は依然として不明です。今わかっているのは、500年前に神々が降臨しカーンルイアを滅ぼしたこと、カーンルイアの国民は不死の呪いを受けたこと、世界各地に漆黒の獣が姿を現したこと、雨林に「黒い雨」が降り「黒い泥」が積もった、空が真っ黒になり強風があらゆる大木をなぎ倒した(推定)ことなどがあります。

この漆黒の獣については、「罪人」レインドットが生み出したと書かれています。その経緯については全く分かっていません。

レインドットはアルベドの師匠のカーンルイアの錬金術師で、ドゥリンとアルベドの産みの親です。彼女は、クレーの母アリスと古くからの友人でもありました。彼女は、「子」のアルベドと旅をしていましたが、「ナベリスの心」という聖遺物を発見してから、メモと推薦状と本を残し姿を消します。彼女が残した最後の課題とは「私に世界の真相、そして世界の意義を示せ」というものでした。

キャラクターストーリー4

この具体的な時期はよくわかっていないのですが、「白亜」がのちの作品であることから、カーンルイアの崩壊後の話だと考えられます。

彼女が生み出したウェルプは世界の境界線を侵蝕する獣「溶脱」と名付けられました。大きいハウンドとウェルプを合わせてウルブズと呼び、これらを「捨て紙のように圧縮して偶然にできた」のが、黄金王獣です。このウルブズらを「溶脱層」、ドゥリンを「腐植層」、最高傑作を「白亜層」に分類しています。

ウルブズ

原因はわかりませんが、彼女が生み出したこの怪物が世界中に拡散したと考えられます。

「漆黒の獣」の襲撃

遺跡巨像はこれと戦いました。

500年前、カーンルイアの「白鵠騎士」は、黒淵から出て来た獣と戦った(おそらくウェルプ)。デーヴァーンタカ山にあった遺跡巨像が元帥機で、摂政元帥」アンフォルタスがそこにはいた。

ダーリの谷の遺跡巨像では、異変が起こった。砂漠に入ってから乗組員に奇妙な病気が流行った。最初は皮膚が剥がれ落ち四肢が腐敗し始め、最後には自分の仕事を続けられなくなった(「作者不明の日記」)。

焼け残った記録には、上の病気の症状が書いてある。皮膚の剥落毛髪の増殖、そして、顔面の潰爛がもっとも重篤であるとされている。かさぶたの部分は新しい皮膚を形成した。言語障害も見られる(「欠けた診療記録」)。皮膚の病変やうわ言はまさに魔鱗病を連想させます。

※魔鱗病の症状…皮膚の病変、四肢の筋力の低下、睡眠の質の低下、食欲不振、発熱・嘔吐など(「カルテ」、ドニアザード、コレイの症状など)。1000年前の「禁忌の知識」の事件では灰色の鱗やうわ言といった症状がありました。

乗組員にこの病気が流行ったため、この遺跡巨像では人手不足に陥り、インテリジェントガイダンスシステムによる自律運転に切り替えた。指揮官騎士ハデュラ獣の群れを渓谷の狭いエリアにおびき寄せることに成功し、それらを一掃することができた。しかし、武器は壊れ、行動能力も失い、この巨像は動けなくなってしまった。そこで、上官である元帥アンフォルタスの判断を仰いだ(「ボロボロな記録」)。

元帥機には、エネルギーコアが故障した、武器システムが鋳潰されたインテリジェントガイダンスシステムが故障したとの仕事日誌がありますが、これはハデュラが送ったものでしょう(「古い仕事日誌」)。

アンフォルタスは、ハデュラの功績を評価し、「金殿の衛兵」の称号を授与した(「古い命令書」)。そして、この故障した機体を放棄して、残された人員を元帥専用機に移動する指令を出した。輸送能力及び安全面の確保に限界があったため、患者は安全な地域に置いていかざるをえなかった(「封の閉じられた命令書」)。

しかし、この後に元帥機で合流したハデュラがここでとんでもない事件を起こします。ハデュラが裏切り行為をしました。その結果、機械に不可逆的な損害が生じて、元帥アンフォルタスも左目を失った。ハデュラはこの事件によって処刑されてたが、最後の同胞であったため、葬儀が許可された(「謎めいた記事」)。

この行為によって、元帥機もダメになり、残された人員は遺跡守衛に乗って、「最後の一人になるまで戦った」。5人の隊員の最期については書かれているのですが、摂政元帥アンフォルタスがどうなったかについては何も触れられていません。おそらく、遺跡守衛に刻まれた暗号はアンフォルタスに向けられたものだったのでしょう。

彼らは「勇士」と表現されています(「アンフォルタス」の名において)。

この話で面白いと思ったのは、カーンルイア人がスメールを守るため(戦争を止めるため)に戦っていたことです。5人の最後の位置にしてもオルモス港を守っているように見えます。カーンルイア人と言えば物騒な戦争兵器を開発して世界中にばらまいたという印象が強かったのですが、それに反発する動きもあったということです。

疑問点の整理

色々考えたのですが、結局否定の結論が多いのはちょっと残念です。

白鵠騎士と黒蛇騎士の違いは?

漆黒の獣と戦い行方不明となった白鵠騎士イングヒルダが黒蛇騎士として現れたのはなぜか。

※「鵠」というのは、白鳥の古い呼び方。「くくい」ともよむ。

最初色々考えたのですが、シンプルに装備は元々同じで部隊が違うから違う呼び方をしていただけだと思います。黒蛇騎士は宮廷親衛隊で、白鵠騎士は遺跡守衛等を扱う部隊。

イングヒルダが黒蛇騎士と同じ姿であったので、そこに何か理由があるのではないかと考えてしまいました。例えば黒泥の影響を受けたから層岩巨淵の黒蛇騎士があの姿になって、白鵠騎士も元々別の姿であったが、漆黒の獣の影響を受けて同じ姿になったなど。でも元々同じ格好だったというなら特に問題はないわけです。

余談ですが、白鵠騎士は英語だとSchwannenritter(Schwan+Ritterの複合語)というドイツ語になっています。黒蛇騎士はBlack Serpent Knightです。カーンルイアはドイツ語系の名前が多いのでそうしたのだと思いますが、それなら黒蛇騎士も直した方がいいと思います。

乗組員の間に広まった奇病とは?

そもそも魔鱗病自体の定義があいまいですが、症状から見れば魔鱗病といっても差し支えないと思います。魔鱗病であることを前提に、どこから感染したかが問題となります。

A 漆黒の獣による感染

隊員に広まった病気の原因を考えるとまず第一に漆黒の獣との戦いで感染したことが考えられます。ゲーム的には「侵蝕」というものです。

侵蝕

B 遺跡巨像の構造上の欠陥ないし防護服の不備による感染

そもそも、地下の王国でこのような巨大機械を運用していたとは考えづらく、実戦に耐えるものだったのかは明らかではありません。

かなり精巧につくられている一方で、「ジャイロスコープの仕掛けが欠けている」(ザンディクのノート)も言われているように基本的な設計に疑問点が浮かびます。ほかにも、「…エネルギーコアが故障した。機械デザイン上における固有の欠陥により、稀に発生する動作中の過負荷が原因だ…」(古い仕事日誌)とあります。

つまり、構造上の欠陥から、コアの「漆黒の力」が漏れておりそこから感染してしまった。また、被ばく対策が十分でなかったため感染してしまったということも考えられます。黒蛇騎士と白鵠騎士が同じ格好をしていたのならば尚更この点は肯定できるでしょう。

「金殿の衛兵」ハデュラが唐突な裏切り行為をしたのも、漆黒の力による汚染のせいだと考えられます。とくに、彼はエネルギーコアが故障するまで乗っていたので被ばくの時間が長かったと考えられます。

魔鱗病とヒルチャール化の関係

そもそもヒルチャール化とはなんなのか。怪物はもともと人間だったなどというのはありふれた展開ですが、ことに原神において言われるようになったのは、ドラゴンスパイン(ver1.2実装)における「ウッコ」という固有名詞がついたヒルチャールがいたことがきっかけだと思います。これが、同地で手に入る「姫の箱」というアイテムに書かれている「ウッコ」と名前が同じだったため、疑惑が深まりました。ここでは、「寒空の釘」が原因ではないかと考えられます。

そして、のちにヒルチャールがカーンルイアの遺民だということが明らかになり、不死の呪いによって人間がヒルチャールとなることがわかりました。ただ、すべてのヒルチャールがカーンルイア起源という訳ではなくいろいろな起源があるようです。ドラゴンスパインのヒルチャールがなぜ「摩耗」していないのかは謎です(王は「摩耗」が遅いのかもしれない)。

画像は2章4幕の話

そして、ダーリの谷の遺跡巨像あった「欠けた診療記録」に「毛髪の増殖」という症状があり、なにやら不穏な感じがしてきました。病気の症状としては明らかに異質ですからね。「漆黒の力」による影響は人をヒルチャール化してしまうのでは?魔鱗病と関係があるのでは?なんて思ったりしました。

そしてver3.5のPVで割れた鏡、ヒルチャール、「こんなのあんまりだよ」という声。そして、スメール地域に魔鱗病が流行ってたのもあり、改めて思いました。

結論を言うと両者は関係がないと思います。なぜならば、ダインがそれは不死の呪い、神の呪いと言っていたこと。それに、もしこの漆黒の力に手を出し、魔鱗病が広まり、ヒルチャール化を招いたのであれば、自業自得であって、ダインが神々を恨む理由がなくなるからです。

アビスがヒルチャールをコントロールしているという話は序章のモンドでありましたが、さすがにヒルチャール化に加担するようなことはないでしょう。

カーンルイアの内部分裂について(抄)

この部分については推測が多いので注意してください

カーンルイア内部の対立(推測)

何か名称を与えないといけないのでとりあえず強硬派・穏健派と書きましたが、戦争の賛成派と反対派と言ってもいいと思います。便宜上ふたつのグループに分けていますが、レインドットと先代国王の関係だったり、ダインと「道化」の関係だったりはよくわかってません。

「道化」と魔術師

当時のカーンルイアでは内部対立が起きていたことは示唆されていました。聖遺物「蒼白の炎」のテキストには、ファトゥスについて様々なことが書かれています。その中で、嗤笑ししょうの面「道化」について書かれていると考えられます。彼はカーンルイアの宮廷魔術師であったことが明らかになっています(3章間章)。

才と学が「賢者」に及ばず、先代王者国王の支持も得られず、深くに眠った罪を掘り返し、神の怒りと破壊を招く彼らを阻止できなかった

今のファデュイとアビス教団が対立していることとも整合性が取れますよね。つまり、先代国王、賢者(おそらくアビスの使徒につながる)、アビスの魔術師らは、「深くに眠った罪を掘り返し、神の怒りと破壊を招」いたほうのグループ、そして、「道化」はそれに反対したグループ(ないし個人)だと考えられます。

ファデュイとアビス教団が対立している理由はシンプルで、アビス教団の目的は「神々が支配する世界を覆すこと」でその神々の中には氷の女皇も含まれているからだと思います。ファデュイの目的は「新たな世界を創造」することであって、その中心には氷の女皇がいます。

白鵠騎士

「私たちは罪人だろうか、それとも英雄だろうか」
不名誉な戦争を全力で阻止するために、私たちはここで勇ましく戦った」

今までの流れを考えるとここに書かれていることも分かると思います。カーンルイアの侵略を阻止できたのならば「英雄」ですし、それを阻止できなかったとしたら、侵略者と同じように「罪人」として扱われてしまいます。「不名誉な戦争」と言っているように、アンフォルタスを含めた白鵠騎士はこの戦争に反対していました。

結局のところ、彼らは戦争を阻止できたのかわかりません。アランナラが「火を噴いて暴れまわった」といっていることから結局のところ止めることはできなかったのではないかとも思われます(これらの遺跡守衛は石の錠によって封印されました)。もっとも、地脈の影響でこれらの機械が動いた可能性もあるので結局は断定できません。

スメール人のカーンルイアについての評価はどこかぼかされているように感じます。「英雄」とも言われてなければ、「罪人」として扱われてるわけでもないように感じます。

妙論派の学者なんかはその機械を驚きと尊敬の目で見てますし、因論派の学者もダーリ人を一つの歴史的事実として受け入れています。アランナラは黒い獣と鉄の化け物は同列に扱っていたようですが。

摂政元帥アンフォルタスとは?

3.5のライブ放送の時に「旅人は顔見知りのダインスレイヴに会うだけではなく偶然ガイアにも出会う」と唐突に言われたのでびっくりしたかもしれません。これについては、「残像暗戦」(ver2.8)というイベントをやっていないとわかりません。

このイベントはディルックの交友関係がわかるイベントでした。イベントが終わった後に「隠し収納にある謎の箱」というものが騎士団の屋上にあり、そこで初めてカーンルイア王の名前とその摂政をつとめたアルベリヒ一族について断片的な情報が明らかになりました。この王はなんらかの理由があって「衰えた」ようです。

アンフォルタスは「摂政」元帥であることからアルベリヒ一族であると考えられること、彼が行方不明であること、そして、ガイアがダインスレイヴの任務に登場することなどを考えればアンフォルタスはガイアの父だったのではないかと考えられます。

震源はどこか?

遺跡守衛が集中していた場所を赤枠で囲みました。500年前の災厄で影響が大きかった地域と考えられます。遺跡機械の類はスメール全土に広がっており(例えば石の錠の封印)、上の枠はすべてを網羅しているわけではありません。矢印は漆黒の獣が来たであろう方向を示しています。

ジュラバドの遺跡巨像があった場所(失脚の谷に移動していましたが初期位置はここ)、②かつてのヴァナラーナ、③雨林、④ダーリの谷の遺跡巨像、⑤デーヴァーンタカ山の遺跡巨像です。赤枠が切れてる部分はおそらく考古調査のための派遣であっただろうと考えられるので今回は除外して考えます。

A 物理的な入り口があった

カーンルイアは地下の王国ですから、地上と何らかの通路があったはずで(例えば淵下宮の月浴の淵)、そこから世界中に漆黒の獣が放たれたという感じです。

今は入り口が完全にふさがってしまった(あるいは地下のカーンルイア全体が埋まってしまった)ため見当たらないということになります。世界各地にこのような入り口があったため、稲妻などにも漆黒の獣が出現したということです。

B アビスの転移網を伝って広がった

アビスは独自の転移網を持っています。アビスの魔術師もよく戦闘中に転移しますよね。ダインがそれに詳しくないのは彼が宮廷親衛隊であって、魔術師のことはあまりよく知らなかったでしょう。アビスがこの技術を持っているということは、カーンルイアもそれに類する技術を持っていたものと考えられます。

2章4幕

こっちの方が個人的には色々考えやすいと思います。カーンルイアは地上の拠点として超古代文明の遺跡に転移網を敷いて、それを通じて例えば遺跡守衛を含む軍隊等の派遣を行っていた。こう考えれば、世界中に漆黒の獣が拡散した理由も分かりやすいと思います。稲妻の北部(「荒海」)にはこの遺跡があります。層岩巨淵の逆さの都市遺跡なんてまさにアビスの転移網の中に入っていましたね。

超古代文明というのは、カーンルイア、鶴観の古代文明、シャール・フィンドニール(ドラゴンスパインの古代文明)等よりさらに昔に地上・地下全体に広がった古代文明のことを指しています。この文明は、深境螺旋秘境を作った文明です。造語ですので注意してください。

今何の痕跡も残っていないのは、漆黒の獣の流入を止めるために装置(ないしゲート)が破壊されたから。あるいは、アビスの使徒のように装置がなくても移動ができたからのいずれかだと思います。漆黒の獣がちゃんと言うこと聞いてくれるとも思えないので何らかのゲートがあったと思います。

スメールで言うと、地図上に赤で囲った部分にダーリ遺跡(カーンルイア人の遺跡)がありますし、ディフ旧窟超古代文明の遺跡です。どちらも転移網に入っていてもおかしくない場所です。

終わりに

いかがでしたでしょうか。遺跡巨像まわりの話は一通りまとめることができたと思います。

他にもこの巨大な遺跡巨像はどのように作られたのか?なんかも疑問になるところ。これだけの質量のものを移動させることができるのか、あるいは、パーツをバラバラに運んで組み立てたのか。また、スメールの賢者たちとも交流があったのかなどなど色々想像が膨らむところです。

もうちょっとカーンルイアには書きたいことがあるのでまた記事にしたいと思います。

(おわり)

補足

ずっと気になってたのがver3.4で明らかに

…周囲から変わった生き物の痕跡が多数発見された(砂漠の住民はそれをマジュジと呼ぶ)…

玛迦mǎjiā

でこれ、結局、

ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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