立本を振り返る

原神

あと数回でしょうからせっかくなので今までの立本のイベント7回分のセリフをまとめてきました。サムネは第一回の一幕です。立本りつほんの歴史は原神の歴史と言っても過言ではありません。

読み返すと思ったよりちゃんと先のシナリオを匂わせてたようにも思います。

百貨珍品

怪しい風貌、そして翻訳による怪しい日本語により不審者感が倍増していました。ver1.0なのでほんとうに初期のイベントです。

璃月の怪しい商人(ver1.0)

パイモン1:あそこにいるやつが笑ってるぞ。何かいいことでもあったのかな?

立本:そこの子たち、この出会いも何かの縁。良い儲け話があるんすよ。ちょっと聞いてかない?
パイモン:ここの商人って…みんな怪しそうだよな。
立本:おうおう、そんなふうに言われるとショック。俺たち璃月の商人はどいつも信用できる人間っすよ。岩王帝君が証明してくれてるっしょ。
旅人:まあ、ちょっとだけなら。
立本:この儲け話でやることは超簡単!君たちに日用品を毎日持ってきてもらいたいんっす。報酬はここにある珍貨箱をどれか一つ選べる券。いいものが中に入ってるこれを、君たちにあげちゃうっす。
立本:最低でも中にはお金が入ってるっすよ。ぜんぶ黄金屋で鋳造されたモラっす。
旅人:それで儲かるの?
立本:ちょっと複雑なんっすよ。でも、商売に協力してくれたら、その仕組みを教えてやってもいいっすよ。ふふ。
立本:だからどうすか?やってみない?
旅人:やってみてもいいかな。

旅人:儲け話というのは?
立本:今日欲しいのはこのようなもの2

立本:また来てくれたってことは、ちょっとは俺のことちょっとは信じてくれたっすか?
パイモン:でも世間には巨額詐欺って言葉があるって聞いたぞ。最初に利益を与えることで信頼を得て、被害者の警戒心を緩めるって。
立本:ハハハハ、俺のもうけ話は詐欺じゃないっすよ。商人の嗅覚が教えてくれてるってやつ。

立本:実は、俺は元々珍貨商人だったんすよ。なんで珍貨を商売にしたか聞きたい?理由は簡単、珍しいものほど価値が高いっていうのが、この世の真理だからっす。
パイモン:この世にパイモンもただ一人だぞ。
立本:もうすぐ、この世界で大変なことが起きる、その時、どんな物が不足するかわかるっすか?

立本:前はどこまで話したっけ?珍しいやつほど価値が高いって話をしたっすね。
立本:君たち知ってる?最近、龍災の影響でモンドの果物収穫量が減ってるってこと。そのせいで、モンド産のお酒が高騰してるんっすよ。
パイモン:龍災のことなら知ってるな。
立本:そっすか。じゃあ頭の良い君ならなんで俺が珍貨と日用品を交換するかおわかりっすよね。
パイモン:もうすぐ世界が滅びるからか?
立本:ハハハハ。

立本:この間、どこまで話したっすかね。
パイモン:もし世界が本当に滅びるってのなら、お前はどこからその情報を手に入れたんだ?
立本:ああ、それも商人に必要な力の一つっす。状況把握やら度胸のほかにも、人脈っつうのが大事になってくるんっすよ。
立本:で、その人脈で俺はいくつかの機密情報を手に入れたっす。この情報っつうのが、璃月商人の権威「七星」から聞いたものってわけ。

立本:この前、どこまで話したっけ?ああ、そうだそうだ、七星の情報だったってことっすね。
立本:七星は璃月の紹介を支配する7人の大商人、あの人らのじょうほうはぜってー間違いがないっす。
パイモン:ってことは?
立本:今、モンドは龍災の影響で農産物の収穫量が減少してるっす。んで、ファデュイが稲妻や璃月で不穏な動きをしてるっす。
立本:いいすか?これは七星の天権「凝光」から聞いた信憑性のバリ高い情報。聞いた話では、七星はファデュイとの交渉を決裂させるつもりらしいっす。それによって、璃月の市場が打撃を受けるっす。
立本:そうなると日用品が高騰、七星はそれでまた一儲けできちゃうって寸法っす。
パイモン:璃月の人がかわいそうだな…。

立本:話がちげぇじゃん。会談後に交渉が決裂するっつう流れだったはずなのに。
パイモン:もしかして、その機密情報って誰かがわざとお前に流したんじゃないか?
立本:七星がそんな手を使って、俺みたいなちっぽけなヤツをはめたっていうんすか?
パイモン:今まで見てきた感じ、お前だけが騙されてるみたいだな。
立本:俺が…俺が「凝光」に、騙された…
旅人:もらったものは返さなくていいよね…
立本:だめっしょ。商人は信用が大事っす。契約したからには後悔なんてしないっす。でも…でも…ああ…
パイモン:が、がんばれ!人生はまだまだ長いからな!
立本:君のおっしゃる通り、俺の心が汚かったっす。七聖は璃月を背負う大商人だ。平民の利益を犠牲にしてまで金儲けをするわけがないっす。日用品は生活の基本、どう考えても独り占めはダメっすよね。
立本:君、この立本のぬか喜びと失敗をよく見届けてくれたっす。同じ真似しちゃダメっすよ。教訓にしちゃって。
旅人:うまい話には乗るなってこと?
立本:はぁ、しばらく一人にしてちょうだい。今日は店じまいっす。でもこれ持ってても、もう元には戻れねぇよな。

再会(ver1.2)

立本:また会ったっすね!俺は――
旅人:破産したんじゃ?
立本:その言葉は傷つくっす。それはもう過去のことっすよ。
立本:すべてを失った後、俺は埠頭で必死に働いたっす。そしたら、偶然にも商機がやってきたんっす。
旅人:前回もそう言った気がするけど…
立本:スメールまでの道のりが遠いのと、周期が長いことを除けば、この商売は安定して稼げるはずっす。
立本:知ってのとおり、スメールは雨林を除けば砂漠しかないっす。キノコ以外なら、あいつらは何でも喜ぶっすよ。俺が言いたいこともう分かるっすよね?
立本:他の場所でよく見かけるものをスメールに転売するっす。君のものなら、友情価格で買い取るっすよ。
旅人:じゃ、じゃあそうしよう…

スメールについて(ver1.4)

立本:また会ったっすね!俺は――
旅人:スメールのキノコは美味しい?
立本:一回、食あたりになってやめたっす。でもスメールに行く機会があったら覚えてほしいんすけど、あそこの木、すごいっすよ
立本:この前も、商売に行ってきたっす。
旅人:よくご無事で…
立本:スメールには俺たち商人を守ってくれる専門の部族があるんすよ。ルールは多いけど、安全なんす。
立本:じゃあ、いつもどおりでいいすか?
旅人:じゃ、じゃあそうしよう…

立本、再び一文無しになる(ver2.3)

立本:また会え…
旅人:立本!
立本:熱意がすごいっすね、へへ。
立本:最近はどうっすか?俺は稲妻で許可をもらって、商売を始めたんすよ。
立本:ところで稲妻にはいったことはあるっすか?
旅人:行ったことある。/まだ。
立本:アハハ、大丈夫っす。どちらにしろ俺は話を続けるんで。
立本:実は俺、最近また一文無しになったんすよ。
旅人:えっ!?
立本:実はこの前、スメールの学者から、「七聖召喚」っていうカードゲームのプロトタイプ3を稲妻の八重堂に届ける依頼を受けたんすよ。
立本:そこで俺は商機に気付き、ヒナさん」のグッズと木漏茶屋の太郎コインという記念グッズを大量に仕入れたんす。
立本:なぜかは知らないんっすが、これらは稲妻人の好きなものらしいんすよ。これできっと大儲けできると思ったんすけど…
旅人:結果が見えてきた…
立本:なんと、太郎コインの保証金が盗まれたんっす!
立本:記念グッズとして価値があるはずなのに、なんで価格がドンっと崩れるんすか?
旅人:価格が高騰した時点で注意すべき…
立本:とにかく、もう過ぎた話っす。すべてがゼロに戻ったっす。
立本:じゃあ、いつも通りでいいっすか?

スメールに漂う不穏な空気(ver2.6)

立本:また会ったすね。
旅人:立本さん、最近どう?
立本:最近はまあまあっすね。スメールのほうの貿易ルートも結構安定してきたっす。
立本:でもこの前、スメールに変な連中が来たんすよね。本格的に別のルートを模索しないとって思ってたところっす。
立本:ところで、璃月の翹英荘4にはいったことあるっすか?
旅人:それってどこにあるの?/まだ行ったことない。
立本:璃月北部、フォンテーヌとの国境っす、あそこのお茶は結構有名なんすよ。
立本:個人的には、天衡の「岩骨」と翹英荘の「花乳」5、この二つのお茶が好きっすね。今度、試してみるといいっすよ。
旅人:どうして急にそのことを?
立本:これからは、フォンテーヌで商売をしようかと考えてるんすよ。今のスメールには、何か不気味な雰囲気が漂ってますからね。
立本:翹英荘は、璃月からフォンテーヌへの最短ルートみたいなんす。
立本:実は、自分もまだフォンテーヌには行ったことがないんすよ。だから、フォンテーヌでどんな商売をすればいいか分からないんす。
旅人:今回もがらくた収…いや、百貨は続けるの?
立本:それは何とも言えないっすね。今はただ、何かすごい力がスメールの不安要素を一掃してくれることを祈るばかりっす。
立本:これだけは覚えておくっすよ。スメールはとても危険…少なくとも今は、行っちゃだめっすからね。
旅人:立本も安全には気を付けて。
立本:分かってるっすよ。今度スメールから帰ってきたら、稲妻に行くっす。ヒナさんのグッズって、モンドや璃月、スメールじゃなかなか売れないんすよ。
立本:じゃあ今回も、いつも通りでいいっすか?

立本、フォンテーヌを語る(ver3.2)

立本:久しぶりっす。
旅人:立本さん、最近はどう?
立本:転機が訪れたって感じっすね。スメールを出た後、俺は稲妻で商品を仕入れてたんっす。
立本:スメールの情勢がなーんか微妙な感じだったんで、運試しのつもりでフォンテーヌに行ったっす。現地の市場を研究するつもりで、元手さえ取り返せればそれでいいって感じだったんすよ。
立本:まさか、稲妻の商品がフォンテーヌ人に大人気とは思わなかったっす。
立本:他の国では売れない在庫…例えばヒナさんのグッズなんかが、なんと売り切れになったんすよ。
旅人:よかったね。/ヒナさんの魅力が認められたんだ
立本:フォンテーヌ人は機械をいじるのが好きで、こういう小物に時間を費やす人はほとんどいないんっす。これがいわゆる、珍しいものほど価値が高いってことなんすかね
立本:もし状況がヤバそうじゃなかったら、もう何回か行きたいところだったんすけど。
旅人:何があったの?
立本:窮屈で危なくて、もうすぐ嵐が来る―って感じっす。
立本:地元の人がみんな気を張ってて、裁きが下るとか言ってるんすよ。6
立本:しばらくはあそこ、行かないほうがいいっすよ。何かトラブルにでも遭ったら、簡単に抜け出せないかもっす。
旅人:気に留めておくよ。/あなたも気を付けて

立本、星空に思いを巡らせる(ver4.3)

立本:久しぶりっすね。
旅人:どう、順調?
立本:人生山あり谷あり…もう慣れっこっす。ちっちゃい病気や赤字なんて、気にしない気にしない。
立本:つまり、順調にやってるって言っていいかもっすね、ははっ。
立本:そっちはどっすか?
旅人:悪くない。/あまり良くない。
立本:そりゃよかったっす。
立本:俺は今日めちゃくちゃ嬉しいっすよ、こうしてまたダチに会えたっすから。
旅人:最近はどう?また面白い話はある?
立本:俺がビジネスチャンスを求めてそろそろナタに行くと思って、情報を聞き出しに来たんすか~?
立本:ははは、今回はナタに行こうとは思ってないっすけどね
立本:こないだ、うっかりでっかい穴に落ちちゃって、一晩中星空を眺めて過ごしたんすよ。
旅人:それは「順調」とは言えないね…
立本:でも最後は通りすがりの冒険者のお姉さんに助けてもらえたんで、空腹に悩まされることはなかったんす。これで順調ってことになるっしょ?
立本:夜の星を見ながら考えたんすよね、この世界の向こうにはいったい何があるんだろうって。
旅人:えっと、果てなき彼方と無限の世界…かな。
立本:君もそう思うっすか?
立本:俺が考えたのは、もし見えてる星が実はぜんぶ太陽で、それぞれの太陽の近くに、行くことのできる世界があったらどうだろう…ってことっす。
立本:それかいっそ、見えてる星がぜんぶ行ける場所だとしたら?光ってるだけっすし、もしかしたら熱くないってこともあるっしょ。
旅人:あんなに光ってたら、夜眠れないよ。/販路を拡張しようとしてるの?
立本:それもそうっすね。じゃあ観光しに行くだけでいいっす。それなら生きてる人間もいないだろうから、商売もできないし。

※アンダーラインは私が選んだ選択肢


立本はテイワットの先を見据えている…?

リンク

ver4.32024/01/22https://www.hoyolab.com/article/24467758
ver3.22022/11/28https://genshin.hoyoverse.com/ja/news/detail/104765
ver2.62022/05/06https://genshin.hoyoverse.com/ja/news/detail/104707
ver2.32021/12/27お知らせがない?
ver1.42021/04/16https://www.hoyolab.com/article/295566
ver1.22021/01/23https://genshin.hoyoverse.com/ja/news/detail/104585
ver1.02020/10/26https://genshin.hoyoverse.com/ja/news/detail/104560

  1. 初回のみボイスあり。この記事はボイス準拠で書き起こしています。今とは違いヒントをもとに各地にいる立本を見つけるという形式でした。 ↩︎
  2. この回以降は「今日欲しいものはこれっす」となった ↩︎
  3. 「七聖召喚」はver3.3で実装された ↩︎
  4. 翹英荘(ぎょうえいそう)はver4.4に実装。 ↩︎
  5. Ver.4.4予告番組にて他にも「松蘿仙芽」(しょうらせんが)と「游韻単叢」(ゆういんたんそう)という品種が紹介された。 ↩︎
  6. フォンテーヌの予言について語られていたものと思われます。「―フォンテーヌ人はみな、生まれた時から「罪」を抱えている。正義の国フォンテーヌがどれほど審判を行おうと、それが消えることはない。フォンテーヌの海面が上昇し、罪を背負いし人々が海水に飲み込まれるまで……人々はみな海の中に溶け、水神は自らの神座で涙を流す…そうして初めて…フォンテーヌ人の罪は洗い流される―」(魔神任務4章1幕) ↩︎
ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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