「詩人」霖鈴について

原神

次のアプデ前にせめてこれだけ更新したい。

霖鈴とは?

海灯祭ではNPCも海灯祭仕様のセリフに代わっていました。わかりやすいのが北國銀行の二人ですが、それ以外にも多くのNPCのセリフが変わっていました。霖鈴もその一人です(驚いたことにwikiにセリフを抑えていた人がいます)。

霖鈴:風に乗って凧高く、飛んで飛んで空の果て。霄灯当たって光り輝く、あっという間に火の海に。

なにやら物騒な詩を詠んでいますが、彼女は詩人になることを夢見るちょっと個性的なNPCです。

「港の船」というデイリークエストで会うので知っていると思います。彼女は船の統計の仕事をしているのですが、詩を書いて仕事をサボっていたため入港した船の数が分からなくなってしまいます。

そこで、港にいる子供たちに船の数を聞くことにします。

実は彼女は海灯祭(ver1.3)にも登場していました。霖鈴の「絶対」という任務です。

霖鈴の「絶対」

この任務結構好きだったのですが、期間限定だったのもあり、あまり語られたことがないと思います。ということでどのような話だったのかを整理したいと思います。

霖鈴は碧波と梟総管と徳貴の3人から霄灯を頼まれて、それに書く祝福のことばを考えることになりました。しかし、彼女があまりにも失礼な言葉を選ぼうとするのでやむなく旅人が下の句を考えてあげることに…。

「流れゆく水に詩を紡いで」(4.1)で旅人がパイモンに詩を返していましたが、あれと似たような感じです。

梟総管

霖鈴:「クソじじい気性荒い」…
旅人:え!?/ちょっと待って!
霖鈴:「それでも温かい心を持つ」…
旅人:ん?/一旦やめようか…
霖鈴:お題は…「やっぱりいい人」

「クソジジイ気性荒い それでも温かい心を持つ」…「やっぱりいい人」

霖鈴:上の句は「若者に、仏頂面を見舞いして」…
旅人:「風吹けば、冬眠のように穏やかに」
霖鈴:いい感じなんだけど…お題がまだ…
旅人:えっと…「山の如く安し」…
霖鈴:あっ!意外と才能あるじゃん。凄くいいと思う!

「若者に、仏頂面を見舞いして 風吹けば、冬眠のように穏やかに」…「山の如く安し」

梟総監:ははっ、悪くないな、感謝するよ。
霖鈴:どういたしまして、中にもう一つ入ってるよ、今読んで…
旅人:次の人を探しに行こう!/まだ送ってない霄灯が残ってる!

徳貴

客に薄い酒を出せと女性店員を叱っているろくでもない爺さんです。

霖鈴:「三杯酔」…
霖鈴:「三杯飲んでもまだ足りない」…
霖鈴:うーん…
旅人:悪くない…
霖鈴:お題は…「ぎりぎりいい人」!
旅人:待った!/よくない!

「三杯酢 三杯飲んでもまだ足りない」…「ぎりぎりいい人」

霖鈴:…「盃に、御酒がたっぷりどくどくと」
旅人:じゃあ…「御茶碗に、まん丸団子大団円」
霖鈴:うーん、いい感じなんだけど…お題がまだ…
旅人:「深みを知る」

「盃に、御酒がたっぷりどくどくと 御茶碗に、まん丸団子大団円」…「深みを知る」

碧波

霖鈴:うん…彼は謎めいた商売をやっているらしいよ…性格はいいみたいだけど…
霖鈴:うーん、前に思いついたのでいいと思う。
霖鈴:「昼はネズミ似コソコソと」…
旅人:ん?/待って…
霖鈴:「夜にわかる人の好さ」…
旅人:え?/いや、ちょっと待って…
霖鈴:それでお題は、「本当にいい人」!
旅人:ストップ!/よくない!

「昼はネズミ似コソコソと 夜にわかる人の好さ」…「本当にいい人」

霖鈴:えっ?よくないの?完成されたのはこれしかないの。もう一つのは続きがわからなくて…それになんだか地味で面白くないし。
旅人:言ってみて、続きを言うから…
霖鈴:じゃあ…「新鮮海戦大合戦」、下の句はあなたが繋いで。
旅人:「大海大浪大波乱」…
霖鈴:おっ、いい感じ。お題は…
旅人:「碧波魚市」で…

「新鮮海戦大合戦 大海大浪大波乱」…「碧波魚市」

霖鈴:実はもう一つ書いてあるの、これもあげるね。
碧波:もう一つ、どれどれ…
碧波:昼はネズミ似…ゴホッ!こ、これは…
霖鈴:どう?そのまんまでしょ?もし好きなら、もう一つ霄灯を作ってそれも一緒に飛ばしなよ。
碧波:ゴホッゴホッ!ありがとうございます。まだ用事があるので、これで失礼…

霖鈴:みんな満足してくれたみたい。どうやら君も私と同じように才能があるね。
霖鈴:はぁ、こので、私の話についてこられる人は少ないの。
霖鈴:これからも、時間がある時に私のところに来てよ。一緒に詩を研究しよう
旅人:うん、分かった…

「仕事」というのは…

デイリークエスト「船の数」には続きがあります。

このクエストで船の数を間違えると「「仕事」というのは…」というクエストが派生します。これをクリアするとアチーブメント「夢と仕事、詩とパン」と『霖鈴精選詩集』が貰えます。

ネコちゃん
橙色の猫がいい、白い猫が愛らしい。猫隊長がニャーニャーと鳴いた。
二つのまなこが見開かれる、害虫は食べ尽くされる!

梟総管
造船所の監督はいっつも怠ける。 ぐーぐーといびきをかいて眠り呆ける。
遠くで聞けば岩王が鳴らす腹痛に、近くで聞けばイノシシが鳴らす紛糾に。

海を眺める
美しき大海、まっ青な水で一杯。
長い船には大きなオール、エビの脚に見まがえる。

また海を眺める
毎日海を眺めては心を痛め、時が経っては目を痛める。
詩を書いてから数年が過ぎ去り、読む人もおらず時が過ぎ去る。
小さな船は帆を張り波に乗り、 大きな魚は川を越え潮に乗る。
この文才に気づかぬ人は後悔し、いずれ船は転覆し航海を断つ。

夜の町の風景
街灯が星のように灯り、軽食が街に並び。
悲しみに泣き喚く、目に映るだけで心がざわめく。

天衡山
天衡山、巨大な壁となり、璃月の盾となる。
それは妖を阻み、 悪人を阻む、圧巻の壁である!

埠頭の春景色
璃月港の霓裳花、春になると咲き誇る霓裳。
それは果たして霓裳か花か、されど由来は霓裳も花。

※「霓」は虹で「霓裳」は(虹のように)美しい衣

もつ焼き
中原のもつ焼きはしょっぱくて辛い、辛すぎて口が痛い。
「塩気が強すぎないか?」と苦言を呈すと。
蘇二おばは「口に合わないなら帰れ!」と怒気を露呈す。

例にもれず原文は詩の形式になっています。たぶん原文の方は無理に韻を踏ませるために変なワードチョイスになっているんだろうなと思っています。

デイリークエストが緩和された影響で前よりは出やすくなったと思います。

清昼

彼女が憧れる大詩人清昼は望舒旅館にいます。彼は「この街にこの詩を」という世界任務に出てきます。最初期のキャラなのでおそらく覚えている人はほとんどいないと思います…。

任務をクリアすると彼からサインを貰えます(用途不明)

海灯祭(ver1.3)

私みたいなNPCが好きな人間はともかくこの時の海灯祭はあまり評判が良くなかったと記憶しています。なぜならプレイアブルキャラがほとんど出て来なかったからです。最終日まで期待していた旅人は多かったはず…。

この次の「華々しき流年」(2.4)がこれでもかというレベルでプレイアブルキャラクターを押し込んできたのでユーザーの思いは届いたのでした。

ただ、これによりいくつかのNPCの話が未だに放置されたままです。いつか回収してくれることを願っています。そろそろモンドや璃月に世界任務追加してもいいと思うんですけどね。

私が世界任務だったりNPCの話が好きなのはこうした細部にこだわることがその世界の深さにつながると考えているからです。もちろんメインのお話がしっかりしていることが前提ですけどね。

旅人とパイモンが二人で謎解きしている姿が好きというのもあります。例えば任務「無駄骨の結果」も好きなのですがこれもあまり語られていないような気がします。

おわりに

先日、海灯祭のNPCの会話をチェックしていた時に霖鈴がまた詩を詠んでいたので懐かしくて記事にしました。

よく考えたら「流れゆく水に詩を紡いで」に彼女を呼ばなかったのがもったいなく感じます。

新しいことを始めてそちらの方に忙殺されて更新できない日々が続いていました。次のバージョンは比較的時間が取れそうなので積極的に更新したいと考えています。

(おわり)

ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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