とりあえず20時間以上プレイしたので感想を。記憶が新鮮なうちに忘備録的に感想記事を書きます。タイトルが日記となっていますが、メモの集まりです。
おそらく過去最大のボリュームなのでゆっくりと楽しみましょう。体感ではver3.0の1.3倍くらいあるように感じました。
以下、ver5.0のすべての任務に関するネタバレがあるので注意。
任務
魔神任務
第一幕「栄華と炎天の途」 | ナタで最初に出会ったのはカチーナ。 彼女は「帰火聖夜の巡礼」に参加するメンバーを探していました。「帰火聖夜の巡礼」は「夜巡者の戦争」の参加者を決めるトーナメントです。この戦争の参加者はアビスと戦います。 この戦いで命を失っても「古名」を持つ者は反魂の詩により復活することができます。 |
第二幕「白石に埋もれし黒石」 | 「夜巡者の戦争」である参加者が犠牲となってしまったのですが、反魂の詩で復活することができませんでした。旅人はその原因を探りに「夜神の国」へ行きます。 この過程でナタに降りかかる災厄についても徐々に明らかになってきます。 部族内の裏切り者の捜索、そして、六人のうち残る二人の英雄を待つという感じで2幕は終わります。 |
第1幕はカチーナの成長を、第2幕はムアラニの成長を描きつつ、マーヴィカも掘り下げてナタの世界観もうまく提示する。シナリオの構成をかなりしっかり考えていたことが伺えます。
構成をしっかりしてるストーリーは読みやすい。
「部族」、「古名」、「大霊」、「帰火聖夜の巡礼」、「英雄」、「聖火」、「反魂の詩」、「夜神の国」そして「戦争」。
特に「我々は独りで戦ったりしない」ってみんなが言っているのが好きですね。
ナタは一見すると六つの部族でバラバラに分かれているように見えるのですが、物語と記憶を共有することで一つの「ナタ人」なっているわけです。
カチーナを見捨てる部族の仲間もいれば部族の枠を超えて協力してくれる仲間もいます。
部族見聞
今回から追加された新しいボイス付きの任務。実質的な伝説任務だと考えられます。「旅行日誌」からログを見ることができます。
今回のバージョンでは「こだまの子」、「流泉の衆」、「懸木の民」の3つの部族について追加されています。
「祝福を祈り、テペトルに祈る」(1、2) | 「古名」を彫っていたという名彫り師ラゾーリと出会う話。 |
「流泉の返す場所」(1、2、3) | ヴィランドラの成長を生暖かい目で見守る話。伝説の「神秘の島」に関する話です。 学者との旅というと「黄金の眠り」を思い出しました。 |
「ユパンキの廻焔」(1、2) | フニとトバという子供と出会い、彼らのために竜の子供を助ける話。 彼らは「山下」という稲妻の恰好をした人物と出会っていました。キィニチがこの不審者を捕まえます。 |
「流泉の返す場所」は完結まで描かれていますが、それ以外はまだ続きがありそうです。ムアラニのイラストからわかるように1、2幕で背景の話をやって、3幕にプレイアブルキャラがメインの話をやって完結だと考えられます。
おそらく六部族-六英雄の話だと考えられます。今のところ分かっているのはシロネン(こだまの子)、キィニチ(懸木の民)、ムアラニ(流泉の衆)、イアンサ(豊穣の邦)です。
そういえば宝石店の人がシロネンの話をしていました。
世界任務
上の4つは「シリーズ任務」と呼ばれる長編世界任務です。特に重要なのは「山々の影」「約束と忘却の間に」でしょう。
龍に選ばれし者の旅路 | 「ちび」が関係する短い世界任務の集まり。今のところ10種類あるよう。 探索していると「ちび」が勝手に反応してくれるので満遍なく探索していれば見落とすことは少ないと思います。 |
山々の影 | 500年前のカーンルイアの災厄ではナタも「黒潮」に襲われました。ティトゥとともに「影縫いの針」を修復しつつその真相を探る世界任務。 任務「善悪のクヴァレナ」「碑銘の研究」ではスケプティック団に伝わるカーンルイアの話と真相の間にズレがありました。ズレというよりは転倒と言った方が適切かもしれません。 賢者は愚者となり、勇者は悪龍となる、そんな転倒です。 同じように今回の任務ではナタに伝わるカーンルイアの話の真偽についてゆさぶりをかけてきます。 ちなみに途中でエレアザルという名前のNPCがいるのですが、魔鱗病も英語だとEleazarとなっています(たぶん関係ない)。 |
炎から夢を取り出す話 | 「流泉の衆」の近くの遺跡で受注できる。チコヤと一緒に「あらゆる傷を治す秘薬」を探す話。この任務で空に浮かんでいる島に行くことができるようになります。地味に重要な任務 景色がいい。 |
約束と忘却の間に | 「ちび」に名前を付けるイベントから始まる一連の任務(「森林の書」的な感じ)。森林の書も魔神任務の途中でラナと出会い、そこから壮大な冒険が始まりました。 旅人が出会った「ちび」は「焔の主(シウコアトル1)の祝福」という印をもっていました。部族の決まりではこの印をもつテペトル竜は大きくなる前に処分しなければなりません。 この印を消すには二つの象徴物をもって火山に行かなければならない。 族長の許可を得た旅人とパイモンは「盗炎の賢者」の遺跡を調査することにした。 おそらく5.1以降にもう一つの象徴物の捜索(オシカ・ナタという遺跡)、そして火山(探索している時にたまに見える)の追加があります。 |
夜に帰す夜 | 「先人の神殿」の内部を調査する任務。前提として近くのギミックを解き、「伝達使の試練に使われる石の鍵」を3つ集める必要がある。 |
熟れない実 | フレイムグレネードの樹を治療する話。 魔神任務5章2幕で「懸木の民」へ行く途中に拾った「通行証」に関する任務です。「通行証」に書かれている崖の下にある×印のところで任務を受注できます。 (任務終了後に?)この樹のてっぺんに登ると宝箱があるのでお忘れなく。 |
星に願いを | 「こだまの子」のオルカと一緒に不思議な石を調査する話。 村に行くとパパとママとも会えます。 |
虹に乗って波を切り裂く! | サーフィンをする任務 |
合成台の謎 | 奇妙な合成台の調査から発展していく不思議な話。 なにか元ネタがあるかも? |
伝説の武術のいざない | モンドの世界任務。おそらく璃月の導線として新規のために追加されたもの。 ドラゴンスパインへ向かう人がいたのかもしれない。別にどっちからやっても構わないと思います。ただあそこは敵がちょっと強くなるので挫折ポイントになっていたのかも。 |
以上の任務は「お知らせ」に載っているものです。
書いていて気づきましたがそういえば今回の任務ではあまり悪人がいなかったような気がします。例えばナセジュナ(善悪のクヴァレナ)とかヴァージル(水色の潮痕)のような人です。
「裏切り」を経験してきた旅人からすれば少し物足りなさを感じたかもしれない。
マンク(約束と忘却の間に)を見た時、裏切りそうと感じてしまったのですが普通にいい人でした。
フォンテーヌには正義の国というだけあって悪にも焦点を当てていたように思います。
一方、ナタは上にも書いた通り「我々は独りで戦ったりしない」の国ですからヨコの繋がりが強いのかもしれません。
そう書いているうちに魔神任務でカチーナにケチをつけてきたテペスパンや「流泉の返す場所」(部族任務)のセコい詐欺師カウルを思い出しました。
やはり悪いやつはどこにでもいます。
その他の細かい点
ストーリーに関係ない部分で、記憶に残っているものを書きます。
・特産品の表示
今まで特定のキャラクターに依存していた特産品表示が自由に使えるようになりました。リリースからだいぶ時間が経過したゲームがこういう機能を向上させるのはいい事でしょう。
・世界ランク9
秘境や地脈などは変化していません。フィールドの敵ドロップとbossドロップは体感できるレベルで上がっています。
余裕があれば上げたほうがいいと思います。敵のHPは多少高くなっていますが、夜蘭と万葉がいれば処理できるレベルなのでそこまでではありません。
・聖遺物変換
いらない聖遺物を一括で経験値素材に変換する機能が付きました。これは非常にありがたい。
聖遺物の容量はいまだにきついですがこれで多少は楽になったと思います。
全割りしている人はどうやって聖遺物のスペースを確保しているのだろうか。
・「野を渡り、古き炎を求めて」
恒常キャラの配布(※期限あり)
迷わずディシアを選びました。その後、ムアラニピックアップでもすり抜けたので3凸になりました。ちなみにティナリもディシアも最初のピックアップ期間に引いています。
リリースして最初に引いた星5恒常キャラは七七でした。完凸もぼちぼち増えてきました。来年はたぶんナタで追加されるであろう恒常キャラを貰いたいと思います。
・スターライト交換に王冠の追加
王冠は常に不足していたので地味に助かります。王冠だけはリリースから欠かさず取っていて、3個(旅人の分)残して他は全て使っています。
毎月スターライト50個を捻出するのはちょっと難しいかもしれない。今までは「紡がれた運命」(ガチャ石)と交換していたのですが、これからは王冠と交換することになりそう。
王冠のためにちょっとだけ余分に回すかもしれない。
・エリクシルの追加
こういうのもったいなくてほとんど使えないタイプの人間です。自塑樹脂(スターレイル)もめちゃくちゃ余っています。
属性杯で一気に消化してしまうか、あるいは冠と時計を狙うか迷います。一番欲しいのは新しい聖遺物ですが、次の聖遺物が追加されるまでおそらく周回するので別の方がいいような気もします。
・グラフィックアップデート
グラフィックがアップデートされたらしい。
気のせいか蛍がよりかわいくなったような気がする。私は古いPCで低画質で遊んでいるので違いが分かりやすいのかもしれない。後ろ姿が変わっているような気がします。
気のせいですね。
しかし、全体的によくなった気がするのでその気分は大事にしようと思います。
・キャラ依存の探索性能
これは否定的な意見も多いと思います。今に始まった話ではないのですが原神では特定の限定キャラクターに優位な探索性能を与えるということがあります。ナタで言えば一応竜でギミックはこなせるのですが、やはり快適さに差があります。
ユムカ竜は足が遅く、沈玉の谷では気軽に空を飛べたのにそれができなくなってるのも探索経験としてややマイナスです。
まだ最初のバージョンなのでこれから改善する可能性は十分あります。たとえばカチーナのように移動性能を持ち、恒常星4で比較的入手しやすいキャラがくるかもしれません。
旅人でもスピリットウェイを移動したい。炎旅人がまだ実装されていないので期待してます。
私は快適に探索したい人なので夜蘭も閑雲も1凸していますし、ムアラニも引きました。探索を重視するならばムアラニも1凸した方がいいと思います(1凸「戦闘中でない時、ムアラニが夜魂の加護状態で消費する夜魂値と燃素-30%」)。
今のところナタの民はカチーナ→テペトル竜、ムアラニ→コホラ竜、キニィチ→ユムカ竜のように竜の探索性能を引き継いでいると考えられます。
そうするとクク竜の能力を引き継いでそうなチャスカ、飛行能力を有するイクトミ竜(謎煙の主と豊穣の邦のどちらの竜か不明)の能力を引き継いでいそうなイアンサとシトラリがヤバそうなのがわかります。
テイワットのキャラクターは風の翼を持っているのでみんな飛べます。ということは、それ以外の性能、すなわち、滑翔時の移動速度アップと空中スキル(魈や万葉みたいに空中でも使えるタイプ)などが来ると考えられます。
放浪者、閑雲とはまた違った移動性能を持つならそれはそれで面白そう。少なくとも「使用後の30秒間、滑翔時の移動速度+30%」(赤羽団扇)、「チーム内の自身のキャラクター全員が滑翔に消費するスタミナ-20%」(アンバー)を超える性能は期待したい。
おわりに
ver5.0の更新はとても満足しています。本文ではあまり触れませんでしたがマップもBGMも国の特色がよく出ていて満足でした。
今後はシムランカの記事→魔神任務→世界任務の予定。ただしシムランカの記事については4.8が終わってしまったのでタイトルと構成を少し変更したいと考えています。
世界任務ではいままでずっと追ってきたもののシッポがとうとう掴めて嬉しい部分もありました。
今回からスターレイルと同じように魔神任務の長文記事を書いて、余力があれば何か個別の記事を更新したいと思います。
ナタ用にキルゴ使ってサムネを作ろうとしていたのですが、ジェネレーターを見つけたので今回はそちらを利用させていただきました2。
- 火山大王シウコアトルは初代炎神シュヴァランケが倒したとされています(パナン・パチャの記録1)。他のテキストにも「火山大王」の名で出てくる。 ↩︎
- https://aratama.github.io/kemonogen/ ↩︎
コメント
今回の世界任務は初めて竜王時代の遺跡を出ていましたよね
2か月の返信で申し訳ありません!
そこが一番テンション上がったところです!
世界任務で入るの地下遺跡は龍王時代のはそれとも火龍王帰還した後のは、気になります
根拠はないですが前のように思います。5.2で続きがあるみたいなのでたのしみですね!