4/28から始まる「振晶の応用研究」ですが、これは「振晶の研究」シリーズの三作目だと考えられます。
期間限定イベントだったので、内容をおさらいしつつ、フォンテーヌのエネルギー問題について考えます。
※魔神任務4章5幕、世界任務「フォンテーヌ科学院年代記」、あと少しだけ「水仙の痕跡を追って」のネタバレがあります。
「振晶の研究」シリーズ
過去2回行われていたと記憶しています。場所は層岩巨淵でした。
振晶の研究(ver2.6)※約2年前のイベント
振晶の照合実験(ver3.5)
振晶の応用研究(ver4.6)
璃月を訪れたフォンテーヌのエンジニア2人が、層岩巨淵の外で「振晶」という名の宝石に現れる「映射」反応を研究しているようだ。どうやら、その実験データをたくさん集めて、「振晶」の原理を利用した製品を発明し、経済面を潤そうとしているらしい。
二人の研究者が関わっています。
パトリックとアナトール
パトリックの研究テーマは「振晶映射」です。「鉱物や宝石に含まれる元素力を引き出して、エネルギーとして利用する」ものです。
元素力を引き出したときに奇妙な共鳴現象を起こす岩石が「振晶」です。
振晶の中で特定の刺激を受けるとエネルギーを放出するものを「発振晶」、発振晶が放出したエネルギーのと共鳴してエネルギーを放つものを「受振晶」といいます。
この2つの「振晶」が放つエネルギーが重なり合うとパワーが倍増する。この共鳴の事を映射現象といいます。振晶の映射関係を検証するのがパトリックの実験でした。
たぶんこれを見ればどのようなイベントだったか思い出します。
旅人はこれに協力して実験を終えたのですが、パトリックは科学院の規則に違反して実験をしていました。
そこで立ち上がったのが同僚のアナトール。彼はパトリックの代わりに層岩巨淵まできて照合実験しました。
これに続くのが「振晶の応用実験」だと考えられます。
フォンテーヌのエネルギー問題
まず前提としてフォンテーヌのマシナリーはアランが開発したエネルギーモジュールに未だに依存しています。400年以上経ってもその壁を乗り越えることができていません。
そこで科学者は次に歴史に名を刻むのは私だと言わんばかりに研究しているというのが背景にあります。
プネウムシア対消滅エネルギー
フォンテーヌにおいては主にプネウムシア対消滅エネルギーと律償混交エネルギーが用いられていました。
プネウムシア対消滅エネルギーの短所は、①不安定であること、②フォンテーヌ地域に限定されていること、③あまり大きいものを動かすことができないことにあります。
制御可能なプネウムシア対消滅エネルギーを提供するエネルギーモジュールは、先天的な不安定性を持つ。
そのため大量のエネルギーが生成される際は、「プネウマ」か「ウーシア」のエネルギー特徴が表れる。この時に外部から力を加えれば、それをオーバーロードさせることができるかもしれない。
律償混交エネルギーはインフラに使われていたとのことですが、おそらくそうしたプネウムシア対消滅エネルギーの欠点を補う意味もあったと思います。
「古龍の大権」を取り戻したヌヴィレットはこのプネウムシアの欠点を乗り越えてしまいます。
ヌヴィレット:今の私は「プネウムシア」を完全にコントロールできるようになった。このエネルギーは代替エネルギーとして、何ら遜色がない。これは私がしばらくフォンテーヌを離れられない理由でもある。
というわけでフォンテーヌのエネルギー問題は一応は解決しています(海灯祭のように半日くらいなら外出しても大丈夫そう)。しかし、ヌヴィレットに全部頼るわけにいかないでしょう。
そこでやはりプネウムシアとは別のエネルギーが必要になります。
アルケウムエネルギー
アルケウムはおそらく人間から分離された精神の一部が物質化されたもの(?)だと考えられます。それゆえ、これに近づいた人の精神が影響を受けてしまうのだと思います。
この物質はフォンテーヌ海域の水生生物に影響を与えていると考えられます。
レムリアが関係していると思ったのですが結局よくわかっていません。「人格」の説明に「ほとんど重さを感じない」とあるように、この物質も原始胎海の水と同じように下から上へと向かう性質があると考えられます。
(メロピデ要塞のアルケウムの鉱床も殉教地かなにかだと考えていました)
アルケウムは事故を起こした時の被害が甚大という欠点があります。
アルケウムはフォンテーヌ地域を離れて使えるかが分かっていません。個人的にはフォンテーヌ地域以外でも使うことができると思っています。
似たものを璃月で見たことがあると思います。浮生の石です。浮生の石はもっと濃い。
これの特に大きいものが「鳴霞浮生石」で群玉閣に使われているものです。活性化したアルケウムが研究所の残骸を浮かせてしまったのと似ていると思います(ただし、アルケウム自体ではなくそれに影響されたものが浮いている点で異なる)。
群玉閣の爆発も今考えるとオセルを追い払うことができるくらいの爆発を起こしていました。これは科学院の爆発事故と遜色ないものです。
爆発コレクション
仮にフォンテーヌ外でアルケウムが使えるとしても危険性は残ります。
この危険性を乗り越えたと思われる例もあります。ウィンガレット号です。それがあった場所にアルケウムが見えます。
前述のとおりこの大きさのものはプネウムシアで動かすことができないと考えられます。
ただし、これ以後一度もこの船を見ていません。もしかしたら完璧にコントロールできたという訳ではないかもしれません。
フォンテーヌ外では?
これについてはわざわざゼンマイ式であると言っています。
からくり械画(ver2.6)
フェリックス・ユーグが作った動機コアもゼンマイ式でした。
海灯祭(ver4.4)
凧につけていたマシナリー式フローティング装置についてはシャルロットから説明がありました。これはヒルデソンスというフォンテーヌ人が作った装置でこれもゼンマイ式です
両者に共通しているのはそれほど大きくないということです。ペールスもおそらくそうでしょう。一番大きいのはおそらく飛行マシナリーか。
結局のところ、フォンテーヌ外ではより大きいマシナリーの動力がまだ見つかっていないと考えられます。
カーンルイアの遺跡守衛のコアだったり、仙人の仕掛けの術などはその例外だと考えられます。こう考えると遺跡巨像をつくり出したカーンルイアが、神の心で動く「七葉寂照秘密主」(スメールの週ボス)がいかに突出しているかがわかると思います。
「振晶」は果たして救世主となるのか?
まとめ
まとめると、
説明文の2人はパトリックとアナトールだろうということ
フォンテーヌは代替エネルギーを探していること
アルケウムと浮生石はもしかしたら関係ありそう?
というものでした。群玉閣に樽爆弾いっぱい載せていた可能性も否定できませんが…。
以上、フォンテーヌのエネルギーに関する記事でした。
ver4.6は召使、レムリア、バイダ港の記事のほか、アンバーと稲妻の記事をいくつか上げる予定です。
(おわり)
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