砂漠のオベリスクとその内容

原神

この記事はver3.3までの情報を元に書かれています

プライマルオベリスクとは?

プライマルオベリスク(元能尖碑)は砂漠に落ちているヒエログリフタブレットを集めると解読できるようになる。全10か所、計60個必要。オベリスクに触れるとマークされるので思ったよりは探しやすい。

上げた腕、王権、危険、巨蛇、祭祀、砂丘、耳殻、樹木、砂嵐、谷、槌、鳥の頭、羊の頭、日の出、雷霆、労働、ワニの頭の計17種類もある。1個だけしかないのもあるので探しているときになかなか解放できない…と思ったことが多いと思う。象形になっている。

すべてを集めるとアチーブメント「有能な考古学者」が手に入る。

プライマルオベリスクとその内容

聖顕殿エリア

「この銘文はまったく異なる二つの部分に分かれ、上半分は整然として威厳があるが、下半分は何度も塗り替えられ、ほぼその内容を解読できない状態だった。」
老いた王バッダナー(Badanah)を死なせた高塔はすでに壊され、鷹はみな葬られた。新王ファラマーツ(Faramarz)が王位に即くのを祝え、歌え。老いた王とその王妃の兄弟たちは穹窿を支える柱のように、新王の統治を支えている。賢明な親族の助けで、新王の印璽はどんな小さな手抜きのある文書にも押されることはない。

「次の内容は混乱していて、片言しか解読できなかった。」
…新王の若さ故に、摂政王妃トゥライトゥーラのマカイラ(Makhaira)は重臣を招き、事を議す…
…その叔父、トゥライトゥーラ城主、相国バラシュ(Balash)に譲位…ファラマーツは座を降りて緑殿へ移る…
…国舅ゴーラツは兵を上げ、ファラマーツを擁立…ファラマーツは緑殿へ移り、ゴーラツ太師(Goraz)はマカイラとの共同摂政を…
…ゴーラツは王を名乗り、マカイラを妃とし、ファラマーツを追放…
……
…トゥライトゥーラの高官たちは反乱を起こし、バラシュの復讐だと旗を揚げた…ゴーラツは殺害され、摂政王妃マカイラはその生首に皆の怨念を受け…ファラマーツ王を迎えた…
……
…サレハの都で再度反乱し、自らハガンを称し…摂政王妃がそれを鎮め…
…十二叔父…逆…正統…王と称し…戦争…荒れ果てる…農民は土地から逃げて流浪人となり、流浪人は奴隷兵士として召集され…
…戦争は平定され、ファラマーツ王は再び王座に即く…王妃マカイラ…マムシの猛毒…三日ほどで死…
…奴隷兵士は市民と結託…ファラマーツ…雨林へ追放…

ティナル人の国トゥライトゥーラの歴史について書かれている。
若き新王と摂政王妃マカイラ 
?は叔父の相国(廷臣の最高職)バラシュに譲位
ゴーラツはファラマーツを擁立(し、バラシュを討つ?)
ゴーラツはマカイラとの共同摂政をはじめ、ファラマーツが追放される
高官による反乱、ゴーラツが討たれ、ファラマーツが再び王位に
戦争が起きる
ファラマーツが再び王位につく
奴隷と市民が手を組み、ファラーマツが「?」を雨林へ追放

「?」はもしかしたらズムルトでは?
ムザファールを破ったのはファラマーツ説
→時系列が合わない
「老いた王バッダナー」(⑨、⑩のバッダナーと同一人物?)とあることからトゥライトゥーラはこの都市国家の中では最後の方だと思われる

(補足)マカイラの水色
側室マカイラが若い王子と組んで暴君を討つ話(ゴーラツ?)

(補足)サイフォスの月明かり
トゥライトゥーラのサイフォスという名の戦士
双刃の長剣を操る
彼の剣には残忍でひねくれもののジンニーが宿っていた
異国より亡命してきた浪客に敗れるズムルト?)
サイフォスの守護を失ったサファイア城は急速に衰退し滅びた

(補足)千種の花園(サファイアの都)

(補足)ジンニー

スメールに存在する精霊の類
花神によって誕生した。
ドリーのランプから出てくるのもジンニーの一つ。ちなみにジンニーの所有者はあまりよくない末路を辿っているようだ(オルマズド、キスラ、サイフォスなど)。

(補足)トゥライトゥーラの記憶
トゥライトゥーラは花神のお気に入りであったらしい
サイフォスの剣に宿っていたジンニーのサイフォスへの思い?
そして踊り子マカイラの復讐
「もう一人の放浪していた王子」とは誰なのか? 
 

透明遺跡(地上)

「この石碑にある文字はこの前の古びた綺麗な字体と違い、もっと荒く乱雑なものであった。」
このオベリスクはムザファールデイズ(Muzaffar Dey)の業績を称えるために作られた。
ムザファールデイズ、港の城オルガナの覇王、海中の魔物たちの舅父、エルマイト川の探索者、サンドワームの征服者!
オルガナより出航し、諸々の城を襲い掠奪し、無数が陥落、奴隷が百千も出た。エルマイト砂海辺境の部族も、軟弱な都市国家も、みなひれ伏すこととなった!
…陥落した城ベイテーラハ、城壁や塔を壊され…城主ナシュルは首をさらされた。兄弟や戦友はそれを笑い、彼らの喜びは、その悪臭にも匹敵した…
…三千もの民を攫い…売り飛ばし…万の銀銭を得た…
…ナシュルの娘ナジーラをベイテーラハの女王とし…遠き海が彼女の王国を平安に導かんことを…

ムザファール(デイズ)の業績をたたえる碑
二十九デイズの都・)港の城オルガナの王
ベイテーラハを落とし、城主ナルシュを殺す
征服地の民を奴隷として売り渡す
…ナシュルの娘ナジーラは誰か?ベイテーラハとはどこか?

(補足)二十九オーシャンデイズ連盟

かつてオルモス港の海賊たちの首領がつくった同盟。学者ファラナーゼ(因論派)によると前代未聞の海獣が巨大な波を起こして一夜で滅んでしまったらしい。一方で、内紛で滅びたという話もある。盟主のことを「デイズ」と呼んでいた。この「連盟」とムザファールの関係は不明。

霊廟西(「点滅する部品」で入れる部屋)

キングデシェレトの霊廟で最も秘められた部屋とされている

「碑銘の内容は何度も直され、どうやら一番上に書かれている内容は何度も変更を受けて確定したもののようだ。王の名前にかかわるすべての言葉は何者かによって削り取られている。どうやらこの王に骨髄に徹する憎しみがあるようだ。」

悲しいかな、王子フォジール(Hojir)は、…を食べ、甘美な酒を飲み、突然死んだ。
■■■王は非常に悲しみ驚き、…千の奴隷の殉死を命じ、さらに…百人の高官が悲しみのあまり、酖酒を自ら飲み死…

「上記の文章の上には巨大な文字が刻まれていた。『殺し屋!嘘つき!子を食らう妖魔め!』」

…そして…兄弟、子供、甥たちは戦争を始め、「蒼暮細雨」と呼ばれた時代はここに終わりを告げた…
…蒼暮の後は、闇夜であった…

…年老いた■■■王は盟約の…デイズをジュラバドへ招待したが…ムザファールは途中で広く略奪し、多くの惨殺を…
…■■■王はひどく心配し、激しく怒り、再度弟ともに同盟を組み、陣を…

「下の銘文からはどうやら人が変わったようで、よりぞんざいなものになり、読みにくくなった。」
その年、ムザファールデイズ(Muzaffar Dey)はサリブ・ドーレイ王(King Saleb Dowleh)に大勝。これすなわち、「兄弟のように親密な百人の仲間は、考えの異なる百万もの大軍に勝る」なり…サリブ・ドーレイ王およびその兄弟、子供、甥みな処刑に遭い、ムザファールデイズは…に命じ…老いた王の両目を…
…ジュラバドが燃え上がるさまを再び見届けられるように…
…そして不吉なジュラバドを捨て、オルガナにも戻らず、他のデイズと同様、他に都市を選び都を建て…

ジュラバトに関する話
■■■王
ムザファール(デイズ)をジュラバトへ招待したが、彼は途中で略奪・惨殺を行う
■■■王は弟と同盟を組み(ムザファールと戦う?)

ムザファールはサリブ・ドーレイ王に勝利
ジュラバトを燃やす
(ムザファールは)ジュラバトを棄て、オルガナに戻らず新都を建てる

(補足) 諸王の都の始まり
オルマズドは赤砂の王(アフマル)と契約する
ジンニーのリルパァールと愛し合う
凡人の国の王となる
ジュラバドは黒き大疫ののちに滅び、赤砂の主も自己破滅の一途をたどった
凡人たちは七つの国に分かれた(そのうちの一つがトゥライトゥーラ)

(補足)『シェロイとシリンの物語』 
ジュラバドに関する詳しい資料
シェロイ
父パーヴェズラヴァン(キスラ
初代オルマズド(シャー)の養子となる
養子として「パーヴェズ」という名を授かり、藩王の娘シリンを妻に迎えた
シリンは凡人の藩王と精霊「睡蓮の娘」リルファルの間に生まれた混血で優れた知恵と無限の寿命をもつ

ある呪われた日、オズマルドとその跡継ぎ三百人が一夜にして死んだ
キスラは王位を継承する
「ラヴァン」の名を得て、凡人の中で最も強大な藩王となった

リルファルの予言
1 シリンは偉大な英雄と恋に落ち、その子供は父より優れた者になること
2 シリンの血縁者の多くが甘い結末を迎えること
3 シリンが父親の王国を独占すること

マザンダランオアシスの術師、文盲のファッラーヒーンの奴隷が、サソリの毒を垂らし、藩王オルマズドと三百人の跡継ぎに渡した。

パーヴェズラヴァンの息子シェロイは父王よりジュラバドを追放される
シリンはシェロイを唆してパーヴェズラヴァンを殺させる(黄銅色の仮面、赤砂の檻?)
シェロイは王位に就く
大地の深く黒い裂け目に落ちて姿を消した。その後、疫病が裂け目から這い上がり、ジュラバドの人口の半分を呑み込んだ。

ちなみに「トトメス」のアジトの合言葉が「パーヴェズラヴァン」だった。何か関連があるのかもしれない。

(補足)赤砂の檻

祝祭殿

「私は三日後に去り、そして王国は終わりなき混乱に陥るだろう。」

「台座の他の銘文はぼやけてはっきり見て取れないが、何代もの、何種類もの銘文が重なりあい、お互いを塗りつぶし…」

「次の銘文は欠けていて、内容はめちゃくちゃだ…」
…ラムシャフ王(Shah Ramshahr)…死した後、幼い子アータヘル(Artaxir)がその座を継いだ、…のため…アータヘルが死…相国(『逆賊』という言葉がその上に被せてある)トゥランハガン(Turan Khagan)が摂政…
…悪人トゥランハガンが討伐され、その三人の子ともに…の刑に処された…フマーユーンはラムシャフの姫と…結婚し、フマーユーン・グルカン王(King Humayun Gurkan)と…
…年目、フマーユーン・グルカン王はジンニーの乱にて命を落とし、その首はサレハの都へ送られ…国土では、すぐに三十もの王が並立したが、数年のうちに、皆横死した…
…ガルサスプ(Garshasp)は匪賊を倒し、諸王は服従し、ムアザムハガン(Muazzam Khagan)とし、すべてのハガンの大ハガンとなり、ジュラバドを廃し、…を都とした…
…ガルサスプハガンが死に、都は七日間の大火に…民は…サファイアの都トゥライトゥーラまで歩き、役人、職人、または芸者へと身を…

……

熾烈な砂海の王が凡人の国を救うことを祈ろう、彼の注目が再び…年も前のように、我らの身に戻ることを祈ろう。

フマーユーン・グルカン王
 ジンニーの乱で命を落とす
 首はサレハの都に晒される
 死後、三十もの王国が分立
ガルサスプムアザムハガン
 すべてのハガンの大ハガンとなった
 ジュラバトを廃し、…を都とした
 ガルサスプの死後、都は火に包まれ、民はトゥライトゥーラへと移った
 

キングデシェレトの霊廟

「この銘文の刻まれた痕はかなり深く、どうやら簡単な道具で刻まれたようだ。刻んだものはどうやらよい教育を受けていて、しかし至るところに見受けられる粗末さは、その人がただならぬ状況にあったことを示している。」
東の果てから西の果てまでは遠すぎて、何百、何千という王を自称する愚か者がいる。
東の果てから西の果てまでは近すぎて、一人の聡明な者が全土の王となることを許さない。

ジュラバドの偉大なる勝利の霊(キスラ)が殺されて幾年が経つのかは知らないが、王の系図を織りなしたのは血と涙。
砂の墓場となるのは王の叔父と舅父たちの高き壁、さらに貧窮な土地には強制的に木が植えられていた。
我が王は一人追放され、雨林の国に身を隠した(ファラマーツ?)今やその居場所も知れず、ありし日の神の慈愛や注目も過去のものである。

苦難によって血肉を磨かれ、盲目の子孫はここにて誓う。ある王によって両目をえぐられ、また別の王を迎え入れた哀れな老いた父がここにて示す。

もう何人にも忠誠を捧げない。王を自称するすべての者の最期が、その先祖もろとも砂に埋もれんことを。

砂漠の民は慣れた宮殿と遺跡を離れ、大地の境界で新しい住処を築いた。
その住処を神の昔の夢にちなんでアアルと呼び、静かにアフマルが蘇るのを待っている。

何百、何千という王を自称する者がいる
ジュラバド崩壊後の話
「我が王は一人追放され、雨林の国に身を隠した」
「盲目の子孫」
ある王によって両目をえぐられ、また別の王を迎え入れた哀れな老いた父がここにて示す」
大地の境界にアアルという新しい住処を作った

冥途殿前

「碑銘の始めにある王の名号には緑色の宝石がはめ込まれていたが、すでに何枚かは他人によって持ち去られていた。」
「デイズ王」ムザファールの子、「緑の王」ズムルド(the Verdant Lord Zumurud)が治世をはじめて二年が経った。謹んで、ここに「緑の王」の夢について記す。

ズムルド王は昨夜、次のものを夢見た。
彼は闇夜の中におり、日輪が自分の…より昇り、星と月の光を飲み込んだ。
日の照らすところはすべて黄砂によって遮られ、鳥の足跡ひとつ見つけることもできない。
「緑の王」はこの幻象を見て嘆き、…を森のように、緑に満ちた楽園へ仕上げようと決心した。彼の吐息に伴い、砂漠から…千もの泉、果てのない…天を突くような巨木が出現した
彼は千枚もの船の帆を見て、万輪ものローズを見て、百もの…キャラバンが絶え間なく進み、砂漠を金色へと織り…
…がその金色の服を身につけようとしたその瞬間、目が覚め、太陽の矢が山の頂に射られたのを見た。

「緑の王」は森の地で育ち、砂漠の文字を知らぬ、そのため最も知識が豊富な学者が彼の夢を文章に記し、ここへと刻む。

ムザファールの子「緑の王」ズムルトの夢について
彼は森の地で育ち、砂漠の文字を知らない。砂漠を森にしようとした

(補足)彷徨える星
「王国を失った流浪の王子」が白弓の女狩人に追われる
この白弓の女狩人は「狩人の道」に出てくる女狩人と同じだと思われる
伝説のリシュポラン虎の話も出てくる

なんで、この「王子」がズムルトだと思ったのかは、森に執着しているところから
ムザファールは恐らく何らかの形で命を落とした(上のデイズの事件とも関係がありそうだが、彼はオルガナに戻らなかったとあるので違うと思う。)
ファラマーツに討たれた可能性を指摘する(①参照)。

秘儀聖殿南

ジュラバドの壊滅からすでに…年、砂海の主…姿を隠して幾年、隠されし覆面の王ホラムディン(Khorramdin)の正統の跡継ぎ、カブスベイ(Kavusbay)は遠い追放から帰還…ラムシャフ王(Shah Ramshahr)のため、砂海の…マルが彼を呪い、七千世も続くことを祈らん、もしアフマルが健在していたなら、絶対にこのような乱行の拡散を許さないだろう。
大王…大量虐殺…百千もの宮殿を破壊…烈火は…まで焼き…皆が道連れと…
…そして民から略奪して都を豊かにし、さらには丘の廃墟に七つの高塔を建て…
七つの元素に基づき、金色に輝く大地にて七つの方向に塔を建て、七人の智者をその上へ…玉座を建て…臣民をそれぞれ率いて諸王とす…そうしてラムシャフは王の中の王となった。
…七つの高塔はそれぞれ:サファイアの都トゥライトゥーラ、フマーユーン王(King Humayun)によって統治され、琥珀金の勇士の城サレハはトゥランハガン(Turan Khagan)によって統治され、円形劇場の廃墟アイハヌムはガルサスプ(Garshasp)によって鎮圧され…、…の城は…によって…
「下に書かれている銘文は晦渋でわかりにくいだけか、風に侵蝕され消えていったか…」

「石碑の台座にはほかにも何行か銘文があり、どうやらもっと古い職人によって残されたようだ。」
「万民の注目より、群星の光のほうが私の意に適う。それらは汚れることなく、死ぬこともない。」
…私はこの世の荒廃と混沌を捨て、永明の群星を標とし、岐路に入りし国に真相の導きを求めんと…

サムード人の都・)琥珀金の勇士の城サレハ
「金の目を持つ剣闘士サムード」
トゥランハガンによって統治されてた(④に逆賊、悪人と書かれている)

ちなみにサムードオアシスというのがあるのでサレハはその周辺にあったと思われる。

(補足)赤砂の廃城

地上

「石碑に刻まれている銘文は二つの部分に分かれ、上半分の字体は古くてしっかりしているものの、刀剣によって切り刻まれた跡がたくさんあった。下の半分の字体は乱雑で、誰が残したのかは分からなかった。」
…トゥライトゥーラの…グーダルツ(Goudarz)は…ハガンを僭称する逆賊と…三日も…当初は敵わなかったが、神景が顕れてグーダルツに助力し、逆賊の手下を撃退した…
…ジュラバドにいる…は消息を耳にした後、風ですら追いかけられない大地の境界まで逃げた。ただ、その兄の捕まえようとする手から逃れるため…
…グーダルツはサファイアの都であるトゥライトゥーラから離れ、大層な勢いで…風が永く哀歌を歌うジュラバドの王宮へ入り、
七大高塔の城の民に帰還を命じた。

…ハガンの僭称は…年で終わった。グーダルツは…自分の号を、サリブ・ドーレイ王(King Saleb Dowlehとした。
…アフマルが顕れ、サリブ・ドーレイ王に神景を下し、王となるを助けた…
…民を召集し、アフマルの像を広く建て…
…あの勝利から十年後の世界、「蒼暮細雨」と呼ばれる良き時代。

…とある年、二十九代デイズの城…はるばる貢物を献上にきて、サリブ・ドーレイ王の国土への襲撃、攪乱をしないことを約束し、盟約を結び…寛大なサリブ・ドーレイ王はその略奪した財物、人民などの追及をやめ…

グーダルツ=サリブ・ドーレイ王
七大高塔の民に帰還を命じたとのことから
オルマズド→パーヴェズラヴァン(キスラ)→シェロイ→…→ガルサスプ(④?)→…→グーダルツ(サリブ・ドーレイ王、「蒼暮細雨」と呼ばれる平和な時代)→ムザファールによる侵略 (?)
ムザファールとサリブ・ドーレイ王が盟約を結んだことが記される(③の前史)

「トトメス」のアジト

「オベリスクの周りは金箔で装飾されている。このような遺跡を残したのだから、さぞ輝かしい国だったに違いない。」
ムザファールデイズは「緑の王」ズムルドに、後継ぎがいなかったサリブ・ドーレイ王の悲劇を再演することのないよう、ザクロの果実のように、できる限り子孫を残すように言いつけた。

そのため「緑の王」には九十九人もの子供がいた。大地の他の国においても、このような幸運は聞かれたことがなかった。
そのうち五十人は王子で、いずれも金冠を頭に戴き、どの子も獅子のように勇ましかった。王子の中で最も賢明なのは、巨人のような体つきをしたムーズティン(Muzzudin)であり、彼は同じくたくましい同母兄弟バッダナー(Badanah)と共に、「緑の王」の大望のため、剣と鋤を手に奴隷を働かせ、砂漠に樹木を植え、荒廃した土地を生い茂る森にしようとした。
もう四十九人は姫であり、月下の花のような顔つきで、頭には緑葉で作られた輪をかけていた。その輪に一枚でも枯れた葉があると、使用人は新しい緑葉を出して、彼女らの容姿がツル草のように柔軟かつ優雅であり続けるようにした。姫の中で最も美しかったのはハムザッダスータンで、彼女の鼻筋は砂丘のように高く、彼女の髪の毛は生い茂る森のように濃密で、彼女の化粧は月の光に照らされているかのように輝いていた。

彼らの言葉遣いは、アフマルの統治を受ける人のように高貴で巧妙であり、普通の使用人では彼らの言葉の意味を知るすべもなく、彼らに仕えるのは最も忠実な臣下の子供のみだった。
「緑の王」の子供たちは神のごとく王国の土地を歩き回り、「緑の王」の国もまたキングデシェレトの霊廟のように不滅であった。

「緑の王」ズムルトには99人の子供(50人の王子と49人の姫)がいた
ムーズディン(最も賢明、巨人のような体つき)
バッダナー(ムーズディンに協力)
 二人で砂漠を森にしようとしていた
ハムザッダスータン(最も美しい)

捨身の道の御殿

「このオベリスクは地下深くに埋まり、その上の銘文の保存状態はよいため、はっきり読み取れる。」
我らの王、バッダナー(Badanah)を賛美しよう、その賢さの前では、腹に陰謀しか抱えていないムーズティン(Muzzudin)など、知性がないも同然だ!
王の美徳は列王を超え、酒と食以外に欲するものなし。
王の血統は純粋で高貴、彼の父は最も「緑の王」の寵愛を受けるもの。
王の勇ましさには砂海も臣服するほどで、その鷹の爪も刀と槍に匹敵するほどのものである。
王の兄弟は皆愚かで無能だ、九十九もの王国はきっと一つになるだろう。
だからこそ、盃を高く掲げよう。
澄んだ酒に王の顔を映し、遠方より来る香膏の芳しさを漂わせて。
風と砂がオアシスを蝕み、樹木が絶え間なく枯れていこうとも。
我らの王は永遠に金冠を戴き、高塔におわし、世界の果てまでもその噂は伝わるだろう。

「緑の王」ズムルトの子バッダナーの統治を賛美する内容
バッダナーとムーズディンが仲違いしたことが伺われる
ズムルトの死後、九十九の王国が分立したことが伺われる

キングデシェレトの霊廟は誰がつくったのか?
 まさか本人じゃあるまいし…
 マハールッカデヴァータがつくったのだろうか

七つの高塔
 3つくらいしか見当たらない

(おわり)

ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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