23/07/06 「透明なラピスラズリ」について追記
序曲PV「フィナーレへの歓宴」
紹介文
逆順で紡がれた歌に聴き入り
喝采なき幻劇に興ずる…
歓躍と悲泣の舞を愉しみ
舞台に上がり、座に着いたのなら
この一切を興じよう——すべてが幕を下ろすまで
書き起こし
フレミネ:
ぼくの任務…
エゲリア(?):
原罪こそ最も公正であり 沈まぬ者はいない
最後の歓宴を急ぐことね
罪人(ざいにん)は今にも幕を閉じるわ
リネ:
皆さん 大成功です
世界を奇跡の虜に!
これこそが リネとリネットのマジックショー!
マジックの真髄は虚実の入れ替わり
中でも一番重要な感覚は 「見る」こと
大半の人は気づいていない その目で「真実を見つける」ことに期待しているのを
事実 君の目に映るのは真実ではなく 一種の演出だ
そして演出は 人によって作られる
リネット:
どうやって?
リネ:
適した時間 正しい場所…
そして 巧妙な人選
その三つを知る者がすべてを掌握する
けど目を研ぎ澄ませば 君も勝者になれるかもね
結局のところ マジックは目で見たものがすべてなのさ
召使「アルレッキーノ」:
面白い だがそれでしかない
役割を弁えぬ魔術師が
誰だろうと舞台に上がれば役者だ
優れた役者は技を磨き 皆を釘付けにしなければ…
フリーナ:
あ~あ 全然物足りないよ
はぁ いつになったら本物のサプライズを僕にくれるんだい
ヌヴィレット:
法廷での閑談は控えてもらいたい
…審判は まだ終わっていない
キャラクター
エレミネ
別の場所でリネの弟であることが言及されている。もっとも、リネ、リネット、エレミネは紫っぽい眼の色をしているが微妙に違うので実の兄弟ではないかもしれない。
※神里家の例を見ても眼の色というのは決定的ではない。
リネットとリネ
公式PV『テイワット』メインストーリーチャプターPV「足跡」から満を持して登場
ナヴィア
初登場。シャルロットと写真撮影をしていた。いかにもフォンテーヌのお嬢様っぽい恰好。
シャルロット
決闘!召喚の頂!(ver3.7)で旅のお供をしたスチームバード新聞の記者。
シグウィンとリオセスリ
シグウィンが謎のドリンクを飲ませようとしているがリオセスリが拒んでいる。二人の関係はよくわからないが、なんとなく探偵と助手のような感じがした。
クロリンデ
初登場。銃で雷属性攻撃をしている。フォンテーヌには、マレショーセ・ファントム(Marechaussee Phantom)という憲兵隊と思われる軍事組織と、特巡隊という警察組織がある。そのいずれかだろう。
「召使」アルレッキーノ
おそらくフォンテーヌのボスとして登場してくるであろうファトゥス。これまでの物語でも彼女の孤児院「炉壁の家」の出身者が何度も登場してきました。
男性は~・シュナイツェビッチ、女性は~・シュナイツェフナという名前。層岩巨淵で出会ったカタリナ・シュナイツェフナは印象深かったと思います。
フリーナ
ヌヴィレットと向き合っているところを見ると彼女が水神であると考えられます。
「とにかく、うん…非常に個性的な神よ」(ナヒーダ)
「あのヒステリックなやつ」(ヌヴィレット)
という評判。
ヌヴィレット
ナヒーダのキャラ紹介文には登場していた。フォンテーヌの最高審判官。
キャラクター紹介
鏡中に咲くものを抱き、花捧ぐ人を求めゆく
「時にちょっとした動きで他人の注意をそらし、時に怠けた態度で隙を見せる…けど本気を出せば、その指先が魅せるトリックは、本物の魔術よりも目を眩ませるものになる——さあ、何のことを指してるか、当ててみて?」
——リネットはティーカップの中身に軽く息を吹きかけると、弟のフレミネに問いかけた。
◆リネ
◆幻光で惑わすトリック
◆フォンテーヌ廷の名高い魔術師
◆炎
◆黒斑猫座
「エピクレシス歌劇場」で行われる審判を除き、フォンテーヌ廷でもっとも観る価値のあるショーとして挙げられるのが、リネとリネットによるマジックショーである。
「審判」は真実をもって正義の裁定を下すが、「マジック」は嘘を用いて人の心を動かす。
舞台上にあるものがすべて「仕掛け」と「トリックによるまやかし」であると観客は知りながら、「奇跡」が本当に目の前で起こると、誰しも思わず息を呑んでしまう。そして、魔術師が優雅な所作でカーテンコールに応えようとする前から、会場は拍手に包まれ、喝采は天を衝くほど響き渡るのだ。
舞台の上の彼は、万人が注目する大魔術師リネ。舞台の下の彼は、頼りになる兄であり、親切な客人であり、熱心な友。
そのひとつひとつの仕草は常にサプライズをもたらし、発する言葉はいつも人々を心から喜ばせる。まるで、彼のその身には予測できない、好奇心をかきたてる甘いプレゼントが秘められているかのようだ。
もし知らず知らずのうちに、隠し事もなく何でも話せるような、心の通じ合った親友になっていたとしても驚くことはない。
——なぜなら魔術師は、心を盗むプロなのだから。
水中の輪郭を窺い、月影を見透かす
「今月でもう五回目だよ…はぁ、だからリネットを怒らせちゃいけないって言ったでしょ?ちゃんと覚えておかないと…」
——深夜、寝室を出たリネは、フレミネが独りで掃除機にそう話しかけているところを聞いた。
◆ リネット
◆ 綺影で魅せるエレガンス
◆ 「マルチマジックアシスト装置」
◆ 風
◆ 白尾猫座
「テイワットでもっとも卓越した大魔術師」を自称する兄とは対照的に、リネットはおそらくテイワットでもっとも控えめなマジックアシスタントだろう。
彼女は花束や歓声を一切求めないどころか、取材や注目さえ、意図的に避けているようだ。
彼女に対して好奇心を抱く者や、オファーを出したいと言う外部の者はみな、「待機モード中」「今日はボーっとする日だから」などといった、理解しがたい言葉によって門前払いを食らう。
たとえ地位の高い観客が二人のもとを訪れても、リネットはいつも後ろに隠れて、リネに出迎えさせる。そうして紅茶を淹れると、目をつむったまま隣で黙々とお茶を喫み続け、会話に興味も示さないという。
ごく一部の者だけは、リネの喋っている合間に、一瞬で消える鋭い視線を感じることがある——しかしその視線は辿ろうとした途端、ふいに消え失せてしまう。
その場にいるのは、テンションを高く保ち続けているリネと、始終お茶に夢中なリネットだけだ。
…きっと、気のせいだろう。
…たとえ気のせいでなかったとしても、一目見ただけで、いったい何が読み取れると言うのだ?
星屑の散る夜空の下、冷たく輝く孤高の少年
「気づいたかい?ハトが帽子から出てきた時、フレミネの口角がちょっとだけ上がったんだ。だから、あそこにもっと力を入れて、ハトの群れが空へと飛び立つようにするべきだと思う!フレミネを心から笑わせてあげるのも、お兄ちゃんたる僕の役目だからね。」
——マジックショーのリハーサルが終わると、リネはリネットにウィンクしながらそう言った。
◆ フレミネ
◆ 夢想の海を沈んで
◆ フォンテーヌ廷の腕利き潜水士
◆ 氷
◆ オートマタ座
水の国フォンテーヌ——その海底に広がる風景は、壮観で不思議に満ちている。だが、誰もが水中世界に入るためのチケットを入手できるわけではない。基本のコツを身につけている者にとっても、ダイビングとは楽しさとチャレンジ性を兼ねた冒険活動である。数多くの潜水士の中でも、フレミネは突出した素質と水中での長い集中力、水に関する豊富な知識を持っているため、人々から深く信頼されている。しかし残念ながら、一匹狼の彼が外部からの依頼を受けることはほとんどないらしい。
フォンテーヌで名高い魔術師のリネとリネットの弟であるフレミネだが、スポットライトを浴びるのは好きではないようだ。他人の目線や反応、評価は彼の呼吸を乱す。海に潜り、疑似的な軽い無重力状態の中でロマリタイムフラワーに悩み事を打ち明け、お互いの温もりを分かち合うほうが、彼は好きだ。
一見冷たく見える彼だが、実際は、その気持ちを身体と共に海の底へ沈ませているだけだ。
リネのキャラ紹介に「エピクレシス歌劇場」で審判が行われるとあるが、恐らくここか。
組織など
①:見た感じそのままスチームバード新聞社だろう
②:頭が三つある犬のよう。ケルベロスのように見える。ケルベロスと言えば冥府の入口の番犬です。
警察組織(特巡隊)か。
③:天秤。裁判所(フォンテーヌ廷?)だろう。
④:背中を合わせてる謎の子供が映っている。メリュジーヌと関係がありそう。
⑤:錨に薔薇が絡まっている。薔薇十字軍を連想させる。軍隊(マレショーセ・ファントム)か。
⑥:見切れててほとんど見えないが、フォンテーヌ科学院などが考えられます。あるいはフォンテーヌには機械っぽいのが見えたので技術院的なものかもしれない。
日本語/中文/英語
フレミネ | 菲米尼 | Freminet |
エゲリア | 厄歌莉娅 | Egeria |
リネ | 林尼 | Lyney |
リネット | 琳妮特 | Lynette |
ナヴィア | 娜维娅 | Navia |
シャルロット | 夏洛蒂 | Charlotte |
リオセスリ | 莱欧斯利 | Wriothesley |
シグウィン | 希格雯 | Sigewinne |
クロリンデ | 克洛琳德 | Clorinde |
「召使」アルレッキーノ | 「仆人」阿蕾奇诺 | The Knave Arlecchino |
フリーナ | 芙宁娜 | Furina |
ヌヴィレット | 那维莱特 | Neuvillette |
気になる点
- フレミネの任務とは?
- エゲリア1(?)のセリフ
「原罪こそ最も公正であり 沈まぬ者はいない
最後の歓宴を急ぐことね
罪人(ざいにん)は今にも幕を閉じるわ」
エゲリアはどうやらニンフの一つのようで、聖遺物「水仙の夢」(Nymph’s Dream)、「ルネの調査ノート」の水仙十字院(the Narzissenkreuz Institute)2と関わりがあると考えられます。
「最後の歓宴」というのはPVのタイトルの「フィナーレへの歓宴」とかかわりがあるように思います。「罪人」は、日本版だと場面によって罪人(つみびと)と罪人(ざいにん)で読み分けてるのですが、中文だと「罪人」ですし、英文もSinnerとなっているのでそこの使い分けに特に深い意味はないと思います。
エゲリアは敵なのか味方なのか興味深いところです。原罪を抱えているのは人間(凡人)ですから天理サイドのようにも聞こえます。フレミネの後にセリフがきていることと、彼が潜水士であることから二人は水中で、ある「任務」を共有するようになったのではと個人的に考えています。
- フリーナの一人称
アイテム「透明なラピスラズリ」では「吾」という特徴的な一人称をつかっていましたが、PVのフリーナは「僕」を使っています。中文だと、どちらも「我」なのでこれも特に深い意味はないと思います。
(23/07/06 追記)
ver3.8で「僕」に統一されたので、特に意味はなかったということで確定。
情報量が多く、非常に満足な動画だったので久々に記事にしました。
フォンテーヌが楽しみです。
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