崩壊3rdの1年を振り返る

崩壊3rd

まずはこの動画を見て欲しい

投票イベント

崩壊3rd公式 投票イベント「崩壊3rdの時間だよ!」結果発表動画

この企画は結構いいと思いました。また似たような企画やってほしい(なんならスターレイルでも原神でも似たような企画やってほしい)。私はコミュニティはHoyolabくらいしか見てないので3rdのユーザーがどういう傾向を持っているのかあまりよく知りません。

人気投票にすると荒れるのが目に見えてるので、婉曲的な質問が多くなってしまうのは仕方ない。しかし、もうちょっと質問を練って欲しかったところ。

結果と1年の振り返り

赤丸は投票が一番多かったもの

D:「卒業旅行」。これは異論はあまりなさそう。

Dはch35の最後のシーンですね。私はB:プロメテウス(ch35-1)選びましたね。このシーン好きです。

D:ゼーレ選びました。

A:スーサナを選びました。パルドもそうですけど凡人キャラ?好きなんですよね(スーサナは途中でプチ覚醒してましたが)。宝石商の娘という謎の金持ち設定もツッコミポイント。宝石トリビア言い始めたときは笑いました。

D:月下は人気ですよね。私はC:プロメテウスを選びました。ゲーム繋がりならA:素裳の選択もあり。

B:「救世」ケビンです。私は「D:ヴィタ」を選びました。オットー亡き今、わかりやすい悪役がいないのですがミステルヴィタはイベントでも活躍しそうないいキャラをしてます。そういえば異種聖痕は放置されているが二部でも出てくるんだろうか。⇒ch42参照

A:素裳。「変な崩壊獣」ってなんやねんって突っ込みたくなる。変な崩壊獣相手ならシーリンもイメージに合います。

B:起源の律者と終焉の律者。私はAを選びました。

A:起源の律者。芽衣が好きなので珍しくSSまで上げました。

E:「艦長の牧場ファンタジー」(7.0)。宝石は許さない。「休日のシンフォニー」といい区切りのイベントは面白いですが寂しさもあります。

E:「赤い月が沈んだ後に」(6.9)。質問がアレなんですよこれ。どれも結末変えて欲しいなんて感じないでしょう。Eを選んだのはたぶん好きなイベントとして選んだのだと思います(あるいは伏龍)。

C:「ゼーレのグルメキッチン」。ゼーレ人気ですね。私は「B:商界ツインズアイドル百貨店」を選びました。

B:Da Capo。これは文句なしですね!

おわりに

「物語」の面白さとは?

そもそもじっくり読まなければ楽しめない物語は本当に面白いのだろうか。

私が「物語」に感じる面白さは3つあります。直感的な面白さ背景を探る面白さ思考を広げる面白さです。

直感的な面白さ。第一印象、自分の感性で自然に面白いと感じるものです。うまく言語化できる人もいるのでしょうが、私にとってはそれはかなりあいまいで言語化しにくいものです。ここでの問いは「どうだった?」という単純なものです。「なんとなく好き」だったり、「よかった」という素朴な感想です。物語を楽しむ上では一番大事なところです。

②背景を探ることの面白さ。ここでの問いは「結局あれはどういう意味だったのか?」というものです。ここから新しい発見ができることがよくあります。例えば今の私の手帳には「ヴェルトはどのようにして並行宇宙に行ったのか?星門、量子の海、太陽系」というメモが書いてあります。

③思考を広げる面白さ。ここでの問いは「それならあなたならどう思うのか?」というものです。私はこういうこと考えるのが好きです。「物語」というものは人に関するものですからある種の普遍性を持ちます。現実を物語に基づいて考えるというわけではなく、物語を契機に現実への関心を広げるような感じのイメージです。

例えば、ジェイコブに関する長い記事を書きましたが、あそこのゼナイダのくだりは某宗教団体の男性信徒殺害事件を思い出して書きました。同教団が殺人を肯定するに至った重要な事件です。そこには大きな目的のためなら個人の犠牲もやむを得ないという考え方が現れています。

ソクラテス式問答法に近い感じです。仮説を立ててそれを否定してどんどん先へと進んでいく。「仮説」を提供してくれるのが物語なんですね。物語という形式はストレートに表現するのとは別のやり方で問題に対して一つの仮説を提示してくれます。

解釈に幅があるというか複数性を許しているイメージです。例えば「犬」という単語でも人によってさまざまな解釈がありますが、それに「歩く」という動作が加わることでどちらの足を先に出したのか、彼(彼女)はどうして動き出したのか…など世界は一気に複雑になってきます。

こういうあいまいな感じが好きなのですがうまく表現できませんね。

なんか脱線してしまったので話を戻すと、物語というのは問いに対する一つの仮説であるということです。どんな物語であっても作者の問題意識があってそれは作品という形で提示されています。作者はここ悩んで描いているななどと感じるのが好きだったりします。悩み抜かれた問いに対する答えは貴重ですからね。

私もこういう問いを持っていたはずなのですがいつのまにか失くしてしまいました。

長々と書きましたが私が重視しているのは直感的な面白さ。このブログで提供しようとしているのは背景を探る面白さ。そして、これは私個人のものですが思考を広げる面白さです。

崩壊3rdとの付き合い方

上で物語の面白さに関する私見を書いたのは、私は(崩壊3rdに限らず)こういうふうに物語を楽しんでいるという例を示すためです。そして、私は直感的な面白さを重視しています。直感的に面白くない者の背景を調べようとはしません(それでも調べる場合はだいたい自分の中で仮説が立てられている時です)。

巷ではよく崩壊3rdは難しいといわれることがあります(スターレイルについてもしばしば聞きます)。たしかに私も「時間結晶」の話を出された時は分からずに調べました。このように概念が小難しいという場合もありますが、よくあるのが説明不足から来る難しさです。

例えば「起源の律者」の「起源」とは何か?については説明がありません(たぶん)。戦乙女装甲物語には「人間性の華の起源」と書かれていますがこれ自体はエリシアのことを指しています(エリシアは好んで「人の律者」という言葉を用いている)。物語を読み進めれば「起源」が「終焉の繭」の場所(=エリシアが人間性を持ち帰った場所、始まりでもあり終わりでもある場所)であろうことがわかります。ここについては3rd世界における文明(人類)の起源が月にあったのではないか?という面白い仮説にたどり着きます。なぜなら、…元ネタは……長くなってしまうのでこれくらいにします。ここら辺はおそらく2部でも掘り下げがあるところだと思います。

ちなみにこうした設定は考えられていないという訳ではなく、内部的にはおそらくしっかり考えられていますあとはユーザーの皆さんで考えてみてくださいねということです。私は上のように問いを見つけて自分なりの考えを書くのが好きです。

そうした難しさをノイズとして捉えてしまう人がいるのも事実です。しかし、物語というのはそういう細かいことを気にしなくても楽しめます。

言いたいのはハードルを上げないで!ということです。

「なんか好き」とか「なんとなく好き」という部分を大切にしてほしいんですよね。「このキャラかわいい」でもいいし、youtubeの公式にあるムービーをたまたま目にしたら面白かったでもいいし、コンサートの動画がよかったでもいい。

「難しい」という先入観は正直あまり良くないと思います。一方でこうした小難しさに魅力があることも事実で難しいところではあるのですが…。

(チャチャ)

3rdの記事もできれば書きたいといつも思っているのですが、なかなかうまくいきません。来年はもう少し頑張りたいと思います。


このブログをやっているのは私の文章力を鍛えるためでもあります。好きなもので鍛えられたら一石二鳥でしょう。「調べて書く」という行為はどんな文章であっても基本ですからね。

この記事ちょうど3500字くらいです。これくらい緩く語りたい。

(おわり)

ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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