魔鱗病

原神

3.2のPVが公開し様々な情報が追加されました。それを踏まえた上で改めて魔鱗病とは何なのか考えていきたいと思います。

魔鱗病とは?

コレイの魔鱗病と死域

  • コレイは小さいころに「魔鱗病」という病を患った
  • スメール特有の疾患で、患者の体に灰色がかった黒いウロコ状組織が現れることからその名が付けられた。
  • 最初は皮膚が変化した部分に少ししびれを感じる程度だが、症状が進行すると手足の指に力が入らなくなり、時には感覚が無くなることもある。そして段々患者は自分の体を制御できなくなり、やがては完全に動けなくなる。
  • 適切な治療方法をとれば、病気の進行を効果的に抑制することができるが、完治させる方法はまだない
  • コレイの母親に根治できる方法があると嘘をついてファデュイに引き渡した人物が「博士」、その間に確かに進行は抑えられていたが、コレイは嫌な思いをした。人からふれられるときに恐怖を感じてしまう。
  • 最近体力がかなり落ちてきている
  • 「サウマラタ蓮」が魔鱗病患者の体力を回復してくれる
  • 「死域」雨林の一部エリアに発生した異常現象、動物や人の命を奪うおそれがある。神の目を持つ者、元素力を操れるものだけが、一定時間死域の侵蝕に耐えられる
  • 植物が枯れ、灰のようなものが漂っている。「病変」を破壊できれば死域を排除することができる
  • 最近、死域の出現頻度がますます増えており、雨林の生態系に影響を及ぼしている
  • 死域の状況が深刻になるにつれて、魔鱗病患者の病状が悪化している(死域の変化と魔鱗病の関連性)
  • 死域は数千年もの間スメールに存在しており、世界の深い場所から生じている
  • 「世界樹」、大地の奥深くに逆さに生えてる大きな木、「地脈」は世界樹の根みたいなもの
  • 「地脈」はこの世界の記憶を吸収し続け、「世界樹」には古代から現代に至る世界のあらゆる情報と知恵が詰まっている。草神が「知恵の神」と呼ばれるのも、彼女の意識が世界樹とつながっているからだ。草神の力は世界樹の力の顕れとも言える。
  • 「死域」が現れるのは世界樹が病気になったから、ティナリの先祖がマハールッカデヴァータの眷属から教えてもらった。
  • 旅人の意識は世界樹とつながっていた、君が見たのは「世界樹の記憶」
  • 缶詰知識は学者たちが世界樹から手に入れた知識をアーカーシャに保存するために作られた、使った後にすぐ処分すべき
  • 「世界が…私を…忘れて…」

ドニアザードの魔鱗病

  • 生まれつきの魔鱗病であってもう末期まで進行している
  • 手に魔鱗病の症状である灰色の鱗が出てしまっている
  • 感知することはできず深奥を遅らせるのが精いっぱいだった
  • 魔鱗病に係ってることよりもそれによる生活の影響が嫌だった。屋敷を抜け出すまで外の世界を全然知らなかった。悔いを残したくない。人との出会いが必要だった。私の存在のことを覚えてくれる人はこの世にたくさんいるでしょう?
  • ナヒーダは魔鱗病の悪化を遅らせることができる

森林の書(ヴァルナ伽陀) 「ボロボロな記録」と「改ざんされたメッセージ」

唐突に不気味な文書が落ちていたのでびっくりしたでしょう。

「死域」に汚染された異常物質を三回分抽出した。だが、この不思議な構造物の近くについたころには、辺りはすでに全部浄化され…
サンプルⅣ:20~30歳の成人女性
大部分の皮膚は…、臓器は…。死因止血死。…「死域」に含まれる正体不明の物質は人体の病変を誘発する。
実験の責任者が■■■■となっているのが気になること。

これは、内容からすると死域によって汚染されてしまった人の治療に関する記録だと考えられます。そしてこの記録の出所は教礼院の掲示板にある「改ざんされたメッセージ」をみるとわかります。

つまり、世界任務「ヴァルナ伽陀」において発見された「ボロボロな記録」というのは、教礼院から持ち出された記録であると考えられます。そして持ち出した人物がこのザンディク。

以上のことから、「魔鱗病は死域と関係がある」と考えられます。

ダールアルシファ 「カルテ」と「診断書」

病院の痕跡からハーキム、エバン、アルバーツ、アッバスの4人の患者がいたことがわかる
アッバス 23歳男性 アアル村出身 農民 左額に痣 左利き 重症
▽カルテ
入院時の基本的状況:
四肢の末端の皮膚がうろこ状のかさぶたにまんべんなく覆われている。背中、胸など体表に潰瘍が多数散見される。四肢の筋力は低下し、体を動かしづらそうだ。
意識清明、精神的な疲れがある。睡眠の質が悪い。食欲不振。

そして、1週目からさらに悪化していき、三週目にはかさぶたは体表まで拡大し、潰瘍の多数が壊死、患者は昏睡状態になった。

しかし、九週目に担当医師がアムディから■■■に変わると、潰瘍の壊死が抑えられ、かさぶたもなくなるなど改善する。そこから、さらにに回復していき、二十一週目には喀血や卒倒があるものの、かさぶたは抑えられ四肢の能力が回復し、意識清明、精神状況良好、睡眠も良好となっている。

そこで、■■■がどのような処置を行ったかについては、次に診断書がある。ただ、黒塗りだらけで詳細な内容はよくわからない。

▽診断書 担当医師:■■■
Ⅰ番 Ⅱ番サンプル、Ⅲ番サンプル Ⅳ番サンプル
三段階の治療、

医師追記
善サンプルに共通性あり。体内の元素量は異常に高いレベルにあり、病状の重大さと正の相関関係にある。■■■実験後、体内の元素レベルは降下し、自覚症状が軽減。下記の仮説を立てることができる。元素量レベルといわゆる「魔鱗病」には因果関係がある

反省点を踏まえて新しい方法に沿ったところ、「素材」の廃棄率は大幅に低下した。

この担当医師■■■がザンディク(中国語だと三文字)であると考えられます。

「禁忌の知識」と魔鱗病(第4幕) 


スカーレットキングがこの世にもたらした「禁忌の知識」は疫病のように広がった。狂気なるうわ言が心を満たし、灰黒色の鱗が背中を覆った。命を奪われたかのような大地に残るは絶望的な静寂のみ…。

で、この「禁忌の知識」がなんなのかというと「アフマルの物語」にヒントがあります。スカーレットキングは「愚かな王」などと書かれることもある。「失われた命を呼び起こし、失われた機会と夢を取り戻すには、これが最後の好機である」と書かれており、これが「禁忌の知識」ではないかと考えられます。

アフマルの肉体は王座の上で鎖、巨大な虫に食われた」との話が書かれていますが、カサーレのメッセージでは自己犠牲になってます。どちらが真実かはやぶの中。物語の中の物語に脚色があるのは影も言っていたところです。
世界樹の中に記憶されてしまった「禁忌の知識」は世界樹を汚染し続けているという。

魔鱗病の原因

これで、魔鱗病の原因が分かったが、それですぐに解決できると思うとことはそう単純な話でもない。あくまで、これは魔鱗病の起源にすぎず、もう一つには、死域の変化と魔鱗病の関連性がある。

ナヒーダの「マハールッカデヴァータが世界樹に残した意識は、まるで「汚染」されているかのように非常に危険な気配を含んでいる」との発言もある。

魔鱗病を根治するには、「禁忌の知識」とマハールッカデヴァータの意識を何とかしなくてはならない。

一方で魔鱗病自体は人にできた死域のようなものとナヒーダがいっているので、個人の魔鱗病については現実の死域みたいに「病変」をみつければ解決できちゃうかもしれない。

魔鱗病はどのようにかかるのか

コレイ、ドニアザード、そして病院の患者の例を見ている限り、風土病のくせにそこまでまん延しているようには見えない。ということは夢を媒介にして感染しているのではないかと考えられます。
第2幕において、「夢境集合体」という言葉が出てきました。ほかの人々の夢が散らばっている描写もありました。ということは、あの世界において、アーカーシャをつけた人の夢はどこかでつながっているということになります。
サマータイムオデッセイ(ver2.8)において、アリスが「ドド通話機」を渡し、それに草神が干渉するという場面もありましたが、あの通信機がアーカーシャ端末を改造したものであるのならば納得のいく話です。
夢を見ている子供のうちに感染してしまい、逆に言うと大人は夢から遠ざけられているから感染しない、そういうように感じます。
ここまで書いといてなんだが、生まれつき魔鱗病だったドニアザードがいるんですよね。それなら夢と関係ないじゃんって話になってしまいます。そうすると、どのようにして魔鱗病に係るのかはまったく手がかりがなくなってしまう。
ここら辺についても次であかされるんじゃなかろうか。

参考 

ボロボロな記録 
診断書
カルテ

ManQ

原神も3年目となり新しい楽しみ方を探すべくブログを始める。
ストーリーのテキストをじっくり拾って読むのにはまってます。
神話は詳しくないので頑張って調べてます。

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